職場の統合失調症の人に「してはいけないこと」とは?適切な関わり方や相談先を解説
2025.04.14統合失調症になると、妄想や幻覚などの症状から、仕事に支障が出る場合があります。
意思疎通の難しさや作業量の調整など、職場での関わり方に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
この記事では、統合失調症を持つ方と職場で関わる場合に「してはいけないこと」を解説します。 大阪市、寝屋川市、守口市、
適切な関わり方や、接し方に悩んだときの相談先も紹介しますので、ぜひご覧ください。
門真市、大東市、枚方市全域対象“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
職場の統合失調症の人に「してはいけないこと」
統合失調症の方との接し方には「してはいけないこと」があります。
統合失調症は、ストレスや不安で症状が悪化する場合があるため、会話や対応には注意が必要です。
この章では、職場の統合失調症の人にしてはいけないことを解説します。
仕事を急がせる
仕事を急がせると、ストレスや不安を与えてしまう場合があります。
集中力の低下や思考がまとまらないことから、作業に時間がかかる方も珍しくありません。
期限内であれば進捗を聞き過ぎないようにし、自分のペースで仕事をさせてあげましょう。
威圧的な言動をとる
威圧的な言葉や態度は不安を与え、症状を悪化させてしまいます。
「なんでできないの?」「もっとがんばらないと」など、責めるような言葉は使わないよう気を付けましょう。
また、統合失調症の方は、人の表情や声色にも敏感になります。
なるべくやわらかい口調と態度で接し、プレッシャーを与えないようにしましょう。
症状を否定する
症状が出ていると感じた場合、否定しないように気を付けましょう。
妄想や幻覚などの症状は、否定すると悪化する可能性があります。
あり得ない言動がみられても「そうなんだね」「大丈夫だよ」と受け止めるような言葉で対応し、安心させてあげましょう。
また、幻覚のせいで物を投げたり暴れ出したりなど、危険な行動に及ぶ場合もあります。
その場合も反論や挑発はせず、本人が落ち着くまで、周囲の安全を確保して待ちましょう。
職場の統合失調症の人との関わり方
この章では、統合失調症の方と職場でうまく関わる方法を解説します。
症状や特性を理解する
統合失調症は症状の種類や強さに個人差があるため、どのような症状や特性を持っているか把握することが大切です。
・日頃の体調や気分はどうか
・幻覚や妄想などの症状があるか
・仕事に対する意欲や集中力はどうか
・仕事の悩みや困っていることはあるか
本人と話し合い、職場での関わり方やサポートの方針を明確にしましょう。
無理のない範囲で仕事を振る
症状や体調に合わせ、無理のないペースでこなせる仕事を任せましょう。
1つの作業に時間がかかる方は、あまり多くの仕事を振ると、ストレスやプレッシャーを与えてしまいます。
どの程度の業務量なら無理なくこなせるか、本人から意見を聞くか、仕事ぶりを観察して判断しましょう。
つらそうなら休みを勧める
いつもと違う様子が見られたり、症状が悪化する様子が見られたりした場合は、休みを促すのも重要です。
統合失調症の方は、自分の状態を把握するのが難しい場合もあります。
また「迷惑をかけたくない」「休みたくても休めない」と感じている場合もあるでしょう。
「つらそう」「様子がおかしい」と感じたら、こちらから早退や休みを提案しましょう。
職場で統合失調症との接し方に悩んだときの相談先
統合失調症の方との関わり方に悩む場合は、通院先の精神科や心療内科に相談しましょう。
主治医へ相談することで、職場での関わり方についてのアドバイスを受けられます。
ただし、本人抜きで勝手に相談はできないため、受診に同行するなどして話を聞いてみましょう。
また、保健所や精神保健福祉センターでも、接し方や支援の方法を相談できます。
本人に負担をかけたくない場合は利用してみましょう。
より直接的な支援が必要な場合は、訪問看護ステーションに相談するのも手段の1つです。
訪問看護では、服薬のサポートや日常生活の援助を受けられ、統合失調症の症状を管理してもらえます。
職場ではサポートしきれない場合や、仕事以外の場面にも支援が必要と考えられる場合には、訪問看護の利用も提案してみてください。
関連記事:統合失調症で訪問看護を利用するには?サポート内容やメリットを解説
統合失調症の人にしてはいけないことを理解して職場でのトラブルを回避しよう
職場に統合失調症の人がいる場合、関わり方に気をつけることが重要です。
トラブルを避けるためにも、してはいけない言動や、本人の特性、症状などを理解し、適切な距離感で接しましょう。
統合失調症の方との関わり方に悩んだ場合、訪問看護師へ相談するのも解決法の1つです。
『訪問看護ステーションくるみ』では、統合失調症の症状管理や、日常生活の支援を提供しています。
興味のある方は、ぜひお気軽に『くるみ』へご相談ください。
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