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【セルフチェック】HSPは病気ではない?特徴や上手な付き合い方とは

2024.06.24 精神科訪問看護とは

「ささいなことが気になって落ち着かない」「ちょっとしたことで落ち込みやすい」
このような悩みを抱え、生きづらさを感じている方はいませんか?
上記の特徴は、病気ではなく「HSP」という気質や特性によるものかもしれません。

この記事では、HSPの特徴や対処法を解説します。さらに、HSPの方が日常生活を送るうえで意識するとよいポイントについてもご紹介。セルフチェックシートも用意していますので、HSPかも?と気になる方はぜひ試してみてください。


病気ではない?HSPの特徴とは

HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつきの特性で非常に感受性が高く敏感な気質を持つ人たちを指す言葉であり、病気ではありません。これは、90年代後半にアメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱した心理学的概念です。

HSPによる気質や特性は、周囲からの理解を得るのは難しく、中には生きづらさを感じてしまう方もいるようです。

HSPの特徴として、提唱者のアーロン博士は「DOES(ダズ)」という4つの性質を挙げています。それぞれの特徴について、詳しく解説します。


D:考え方が複雑であり、深く処理をする

HSPの方はその場や周囲の雰囲気を敏感に察知して、情報を深く読み取る能力に優れています。そのため、深くさまざまな方向に思考を巡らせてしまいます。

結果、疲れやすかったり結論を出すまで時間がかかったりしてしまうのです。


O:過剰に刺激を受けやすく、敏感で疲れやすい

外部からの刺激を受けやすく、語感で受ける刺激に対して敏感に反応してしまう傾向にあります。

たとえば、気候の変化や電波、人が発する見えないエネルギーなどにも反応してしまうともいわれています。


E:全体的に感情の反応が強く、共感力が強い

人の感情を読み取り、合わせることが上手です。反対に、心の境界線が薄く、相手の影響を非常に受けやすいようです。

周囲からの刺激を強く受けやすいため、自分自身を見失いやすい傾向にあるといえるでしょう。


S:些細な刺激を察知し、あらゆる感覚が鋭い

HSPの方は、ほかの人が気づかないようなささいな刺激(音や光、においなど)にも反応してしまうため、不安や恐怖を感じやすく、非常に疲れやすい状況にあります。

周りはその刺激に気づかないケースもあるため、周囲とのすれ違いも起こりやすいでしょう。結果、心身ともにストレスを受けやすく日常生活に支障をきたすおそれもあります。


HSPの傾向があるかを知るセルフチェック

HSPの特徴を知ることで、自分にHSPの傾向があるのかをセルフチェックできます。
ここでは、HSPの傾向を知るいくつかの質問をご紹介します。

・自分を取り巻く環境の変化が苦手である
・忙しい日々が続くと、場所に引きこもりたくなる
・子どものころ、親や教師は自分を「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
・大きな音や強い光が苦手である
・ささいなことでも長い時間考え込んでしまう
・周囲の人々に振り回されやすい

上記のチェック項目に複数当てはまる方や、日々の生活の中で生きづらさを感じている方は、一度専門家に相談してみるのもよいでしょう。


HSPと病気の関係性と気持ちが楽になる方法

生きづらさを感じてしまうと、不安や悩みが大きくなり、精神疾患を発症してしまうおそれがあります。そのため、HSPとの上手な付き合い方を身につけることが大切です。


1人で落ち着ける空間をつくる

HSPの方は無意識にさまざまな刺激を感じてしまうため、意識的に刺激をシャットアウトし、落ち着ける空間や時間を設けることがポイントです。

1人で落ち着ける場所や状況を把握しておくと、疲れを感じたときにすぐ休息を取れるでしょう。


外部からの刺激を上手に和らげる

イヤホンやサングラスなどを活用し、外部からの刺激を物理的に和らげるのも効果的です。

外部からの刺激をゼロにするのは難しいですが、和らげることは可能です。音楽を聞いたり趣味に没頭するのもよいでしょう。


専門家へ相談する

HSPによって精神的な負担が大きい場合には、精神科や心療内科などの医療機関を受診するのも選択肢の1つです。

中には、医療機関への受診すら負荷になる場合もあるかもしれません。その場合には、訪問看護の利用も検討してみましょう。自宅に居ながら、日常生活でのサポートや社会復帰への支援などを受けられます。



関連記事:精神科の訪問看護を受けるには?対象者と利用の流れを解説!


HSPは病気ではなく特性|訪問看護の利用も選択肢の1つ

HSPとは、生まれつき感受性が高く、敏感な気質や特性を持つ人たちを指します。HSPは病気ではありませんが、特性上、精神疾患を引き起こすリスクが高くなります。

HSPと上手く付き合うためには、精神科などで相談してみるのもよいでしょう。ほかにも、訪問看護などを利用して適切なサポートを受けるのも効果的です。


「日常生活での不安が強い」「生きづらさを感じ意欲が湧かない」などの悩みがあれば、ぜひ『訪問看護ステーションくるみ』にご相談ください。利用者さま一人ひとりに合った看護や支援を提供いたします。

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