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【CEOコラム】Vol.080 告白しよう。僕たちのSEO対策が「力技」だった話

HEROさんシリーズくるみの社長エッセイ

こんにちは。株式会社Make Careの代表取締役CEOであり、訪問看護ステーションくるみでマーケティングを担当している石森寛隆です。XではHEROと名乗っていますので、もしよろしければフォローください。

今回は、訪問看護ステーションくるみのSEO対策について、少し正直な話を書きたいと思います。

ありがたいことに、くるみのWebサイトは、多くの方に見ていただけるようになりました。

月間で10万件程度、検索からアクセスされるところまでは来ています。

正直、単独の訪問看護ステーションのWebサイトとしては、かなり見られている方だと思います。

ただ、ここでひとつ告白しておきたいことがあります。

僕たちのSEO対策は、決して最初から緻密だったわけではありません。

むしろ、かなり「力技」でした。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

僕たちは、細かいSEOテクニックで勝ってきたわけではない

SEOというと、いろいろなテクニックがあります。

titleタグの設計。
meta descriptionの調整。
H1やH2などの見出し構造。
内部リンク。
被リンク。
構造化データ。
JSON-LD。
E-E-A-T。
検索意図の分析。
記事ごとのリライト。
コンバージョン導線の設計。

もちろん、どれも大事です。

ただ、正直に言うと、僕たちは最初からそこまで細かく設計してきたわけではありません。

むしろ、最初にやったことはかなりシンプルです。

とにかく記事を書く。
とにかくページを増やす。
とにかく情報を出す。

精神科訪問看護とは何か。
どんな人が対象になるのか。
うつ病でも使えるのか。
統合失調症の人にはどんな支援ができるのか。
発達障害でも訪問看護は使えるのか。
自立支援医療とは何か。
訪問看護指示書とは何か。
医療保険と介護保険はどう違うのか。
家族はどう関わればいいのか。
精神科訪問看護で何をしてくれるのか。

こうしたテーマを、とにかく記事にしてきました。

きれいに言えば、情報発信です。

もう少し正直に言えば、記事数と情報量で押し切ってきた。

つまり、力技です。


訪問看護業界のSEOは、まだ競争が強くない

僕たちが力技でここまで来られた理由のひとつは、訪問看護業界のSEOが、まだそこまで強い競争環境ではないからです。

たとえば、美容、転職、不動産、金融、医療脱毛、士業などの領域では、SEOはかなり高度化しています。

検索意図を細かく分析し、記事構成を作り込み、専門家監修を入れ、構造化データを整え、内部リンクを張り、被リンクを獲得し、コンバージョン導線まで設計する。

そこまでやっても、上位表示を取るのは簡単ではありません。

一方で、訪問看護業界はまだ違います。

Webサイトはあるけれど、情報量が少ない。
ブログがほとんど更新されていない。
サービス内容が抽象的なまま。
誰が書いているのか分からない。
どんな実績があるのか分からない。
対象疾患や支援内容が整理されていない。
地域ごとの検索意図に対応できていない。

そういうサイトも少なくありません。

だからこそ、まずはちゃんと書くこと。
ちゃんと情報を出すこと。
ちゃんと現場の知見を言葉にすること。

それだけでも、一定の差がつきました。


「大阪 精神 訪問看護」をあえて主戦場にしてこなかった

SEOの話をすると、多くの人はまず地域名を思い浮かべます。

たとえば、

大阪 精神 訪問看護
大阪市 精神科訪問看護
精神科訪問看護 大阪

こういったキーワードです。

大阪で精神科訪問看護を運営しているなら、当然ここを取りにいくべきだと思われるかもしれません。

実際、こうしたキーワードで検索すると、こた福さんフクジュさん欒〜らん〜さんワンステップさんなど、他の事業所さんが上位に出てくることもあります。

では、くるみがそこを取りきれていないことが、SEO上の大きな失敗なのか。

僕は、そうは思っていません。

なぜなら、僕たちはそもそも、そこを主戦場にしてこなかったからです。

理由はシンプルです。

「大阪 精神 訪問看護」や「大阪市 精神科訪問看護」といったキーワードは、一見すると強そうに見えます。

でも、実際には検索ボリュームがそこまで大きくありません。

そして、問い合わせ導線としても、思っているほど強くない。

もちろん、取れるなら取った方がいい。

ただ、そこだけを取りにいくSEOに大きなリソースを割くより、精神科訪問看護に関する悩み、制度、疾患、利用方法、家族支援、医療費、訪問看護指示書、自立支援医療などを幅広く拾っていく方が、くるみにとっては合理的でした。

本人やご家族は、最初から「大阪 精神 訪問看護」と検索するとは限りません。

むしろ、

「精神科訪問看護って何をしてくれるのか」
「うつ病でも訪問看護は使えるのか」
「統合失調症の家族をどう支えればいいのか」
「自立支援医療で訪問看護は安くなるのか」
「発達障害でも訪問看護は使えるのか」
「精神科訪問看護は週何回使えるのか」
「訪問看護指示書は誰が書くのか」

そういう具体的な困りごとから検索することの方が多いはずです。

だから僕たちは、地域名を掛け合わせた小さなキーワードを一点突破で狙うより、精神科訪問看護に関する情報を大量に出すことを優先しました。

その結果として、月間10万検索近くされるサイトにはなりました。

これは、細かいSEOテクニックで勝ったというより、記事数と情報量で検索の入口を増やしてきた結果です。

つまり、かなり力技です。

でも、その力技には理由がありました。


月間10万検索はゴールではない

月間10万検索近くまで来たことは、ひとつの成果です。

ただ、僕はここをゴールだとは思っていません。

むしろ、次に見ているのは月間100万PVです。

もちろん、簡単な数字ではありません。

でも、訪問看護という領域には、まだまだ情報が足りていません。

精神科訪問看護。
医療的ケア児。
小児訪問看護。
家族支援。
自立支援医療。
訪問看護指示書。
制度の使い方。
地域連携。
相談支援。
復職支援。
精神疾患と生活支援。
訪問看護と就労支援。
訪問看護と学校連携。
訪問看護と児童相談所。
訪問看護と行政。

こうしたテーマは、まだ十分に整理されているとは言えません。

現場には知見があります。

でも、その知見がWeb上に整理されているかというと、まだまだ足りない。

だから、くるみのWebサイトには伸びしろがあります。

僕は、本気で月間100万PVを狙えると思っています。


月間100万PVを狙うなら、力技だけでは足りない

ただし、月間100万PVを狙うなら、これまでと同じやり方だけでは足りません。

記事数を増やすだけでは、いずれ頭打ちになります。

古い記事も出てきます。
制度改正で内容がズレる記事もあります。
検索意図が変わることもあります。
読まれているのに、問い合わせや採用につながっていない記事も出てきます。
似たような記事が増えて、サイト内で役割が重なることもあります。
検索エンジンから見て、どのページを評価すればいいのか分かりにくくなることもあります。

だからこそ、ここからは継続的なメンテナンスが必要です。

新しい記事を書く。
古い記事を直す。
タイトルを見直す。
meta descriptionを整える。
内部リンクを張り直す。
著者情報や監修情報を明確にする。
メディア掲載実績や専門性を見える形にする。
JSON-LDなどの構造化データも整える。
FAQを整理する。
読者が次に何をすればいいのか、導線を作る。
検索エンジンにもAIにも、正しく読まれる状態にする。

つまり、力技で増やした情報を、きちんと資産に変えていく必要があります。


E-E-A-Tを整えることは、AIO対策にもなる

ここから特に意識していきたいのが、E-E-A-Tです。

E-E-A-Tとは、

Experience:経験
Expertise:専門性
Authoritativeness:権威性
Trustworthiness:信頼性

のことです。

ざっくり言えば、

この情報は誰が発信しているのか。
現場経験はあるのか。
専門性はあるのか。
第三者から評価されているのか。
信頼して読んでいい情報なのか。

こうしたことを、読者にも検索エンジンにも伝えるための考え方です。

くるみの場合、E-E-A-Tにつながる材料はすでにあります。

精神科訪問看護に特化してきたこと。
大阪で多くの利用者さんを支援してきたこと。
現場経験をもとに記事を書いてきたこと。
新聞、テレビ、Webメディアなどに取り上げられてきたこと。
精神看護の専門性を持つスタッフがいること。
小児や医療的ケア児の支援にも取り組んでいること。
実際に地域の関係機関と連携してきたこと。

ただし、素材があるだけでは足りません。

それをWeb上で整理し、読者にも検索エンジンにも伝わる形にする必要があります。

そして、これはGoogle検索だけの話ではありません。

これからはAIOも意識する必要があります。

AIOとは、AI検索に向けた情報最適化のことです。

ChatGPT、Gemini、Perplexity、GoogleのAI Overviewsなどが、Web上の情報を読み取り、要約し、比較し、候補として提示する時代になっていきます。

そのときに大事になるのは、単に検索順位が高いかどうかだけではありません。

この法人は何者なのか。
どんな領域に強いのか。
どんな実績があるのか。
誰が発信しているのか。
情報は新しいのか。
第三者からどう評価されているのか。
現場の実態とWeb上の情報が一致しているのか。

こうした情報が、AIに正しく読み取られる必要があります。

そのために、著者情報、監修者情報、法人情報、事業所情報、メディア掲載実績、FAQ、対応領域などを整理していく。

そして、それをページ上の文章だけでなく、JSON-LDなどの構造化データとしても整えていく。

人間が読んで分かる情報と、検索エンジンやAIが読み取れる情報。

この両方をそろえることが、これからのSEOとAIOでは必要になっていくと思っています。


良いことをしているだけでは、AIにも伝わらない

これは、訪問看護の記録や情報共有にも似ています。

どれだけ良い支援をしていても、記録に残っていなければ伝わりません。

どれだけ専門性があっても、チームや関係機関に共有されなければ活かされません。

現場では当たり前のようにやっていることでも、外から見たら分からない。

それはWebでも同じです。

どれだけ良い取り組みをしていても、サイト上で整理されていなければ伝わりません。

どれだけ専門性があっても、誰が書いているのか分からなければ信頼されにくい。

どれだけ実績があっても、メディア掲載や支援実績が整理されていなければ、検索エンジンにもAIにも伝わりにくい。

だから、E-E-A-Tを整えることは、見せかけの権威づけではありません。

自分たちが積み上げてきたものを、正しく伝えるための情報整理です。

これは、SEO対策であり、AIO対策であり、同時に広報でもあります。

もっと言えば、経営そのものです。


テクニックは公開できる。でも蓄積はコピーできない

こうしたテクニック論や、今後のWeb戦略について発信することにも意味があると思っています。

なぜなら、僕たちはこれを隠す必要がないからです。

SEOの考え方。
titleタグの調整。
meta descriptionの見直し。
JSON-LDの整備。
E-E-A-Tの強化。
AIOへの対応。

こうした話を公開したところで、それを今日明日で真似できるものではありません。

もちろん、表面的な部分は真似できます。

同じようなタイトルをつけることもできる。
同じような説明文を書くこともできる。
構造化データを入れることもできる。
AI検索を意識した文章設計を始めることもできる。

でも、それだけでは届かない領域があります。

僕たちが4年、5年かけて積み上げてきたものは、テクニックだけではありません。

現場で支援してきた実績。
精神科訪問看護に向き合ってきた時間。
記事を書き続けてきた蓄積。
多くのメディアに取り上げられてきた事実。
利用者さん、ご家族、関係機関との関係性。
そして、Web上に積み上がってきた信用。

これらは、今日ひとつ記事を読んだからといって、明日から実装できるものではありません。

E-E-A-Tは、設定項目ではありません。

経験、専門性、権威性、信頼性。

この4つは、サイトのどこかに書けば成立するものではない。

実績があって、初めて言葉に重みが出ます。

信用があって、初めて検索エンジンにも、読者にも、AIにも伝わる。

だから僕は、SEOのテクニックを発信することに抵抗がありません。

むしろ、発信した方がいいと思っています。

それは、訪問看護業界全体のWeb発信の水準を上げることにもつながるからです。

ただし、同時に自負もあります。

くるみが積み上げてきたものは、一朝一夕では追い抜けません。

僕たちがやってきたことは、単なるSEO対策ではありません。

現場の実践を、言葉にして、記事にして、社会に届け続けてきた。

その積み上げが、今のくるみのWebサイトを作っています。

だから、テクニックは公開できます。

でも、蓄積はコピーできません。


SEOの数字と、訪問看護の数字は似ている

僕にとって、訪問看護の経営とSEOは地続きです。

訪問看護では、必要な支援を、必要な頻度で、必要な人に届ける。

SEOでは、必要な情報を、必要なタイミングで、必要な人に届ける。

やっていることは違って見えます。

でも、根っこは同じです。

どちらも、相手の困りごとから逆算する仕事です。

訪問看護は、訪問に行って初めて報酬が発生する事業です。

その意味では、訪問件数を積み上げることから目をそらしてはいけません。

でも、小手先だけで訪問件数を増やしても続きません。

必要性の薄い訪問を増やす。
現場に無理をさせる。
記録や教育を後回しにする。
利用者さんの状態ではなく、売上だけを見て訪問回数を組む。
過剰訪問で数字を積み上げる。

そういうやり方は、短期的には売上を作れるかもしれません。

でも、長くは続きません。

SEOも同じです。

記事数だけを増やす。
検索されそうな言葉だけを並べる。
古い情報を放置する。
誰が書いたのか分からない記事を積み上げる。
読者が次に何をすればいいのか分からないまま終わる。
実態のない専門性を装う。
問い合わせにつながらないアクセスだけを追う。

これでは、サイトは育ちません。

訪問看護もSEOも、結局は同じです。

小手先の積み上げではなく、必要なものを、必要な人に、必要な形で届ける。

そこを外すと、数字は伸びても構造が崩れます。


力技で作った土台を、資産に変えていく

僕たちは、月間10万検索近くまで来ました。

でも、まだ完成ではありません。

むしろ、ここからが本番です。

次に見ているのは、月間100万PVです。

そのために必要なのは、記事数を増やすことだけではありません。

サイトを育てること。
記事を育てること。
情報を整理すること。
専門性と信頼性を見える形にすること。
必要な人が、必要な情報に迷わずたどり着ける導線を作ること。
検索エンジンにもAIにも、正しく理解される状態を作ること。

これまでのくるみのSEOは、確かに力技でした。

でも、その力技は無意味ではありません。

誰も十分に書いていないテーマを、現場の視点で書く。
検索する人が知りたいことに、ちゃんと答える。
精神科訪問看護というまだ知られていないサービスを、Web上でも見つけてもらえるようにする。

それを愚直に続けたことで、今の土台があります。

ここからは、その土台を整えていきます。

titleタグを見直す。
meta descriptionを整える。
H1やH2の構造を整理する。
内部リンクを張り直す。
古い記事を更新する。
E-E-A-Tを見える形にする。
JSON-LDを調整する。
AIOにも対応する。
記事同士の役割を整理する。
問い合わせ、採用、地域連携につながる導線を作る。

つまり、力技で作った土台を、本当の資産に変えていく。


まとめ

SEOは、魔法ではありません。

そして、訪問看護の経営も魔法ではありません。

小手先のテクニックだけで、長く勝ち続けることはできません。

でも、必要な人に、必要な情報を、必要な形で届け続けることはできます。

それを続けることで、信用が積み上がります。

信用が積み上がることで、E-E-A-Tが生まれます。

E-E-A-Tが整うことで、Googleにも、AIにも、読者にも、より正しく伝わるようになります。

僕たちのSEO対策は、たしかに力技でした。

でも、その力技は、現場の実践と時間の蓄積に支えられていました。

これからは、その力技を卒業するというより、力技で作った土台を、技術と設計でさらに強くしていきます。

月間10万検索から、月間100万PVへ。

検索流入を増やすだけではなく、訪問看護を必要としている人に、必要な情報がちゃんと届くサイトへ。

くるみのWeb戦略は、ここから次の段階に入ります。

この記事を書いた人

石森寛隆

株式会社 Make Care 代表取締役 CEO

石森 寛隆

Web プロデューサー / Web ディレクター / 起業家

ソフト・オン・デマンドでWeb事業責任者を務めた後、Web制作・アプリ開発会社を起業し10年経営。廃業・自己破産・生活保護を経験し、ザッパラス社長室で事業推進に携わる。その後、中野・濱𦚰とともに精神科訪問看護の事業に参画。2025年7月より株式会社Make CareのCEOとして訪問看護×テクノロジー×マーケティングの挑戦を続けている。

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