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睡眠薬の依存症とは?睡眠薬服用の5つのリスクと3つの対処について解説

2024.08.30 精神科訪問看護とは

睡眠薬

睡眠薬は、不眠に対する一時的な解決策として効果的ですが、長期間にわたる使用や過剰な服用が習慣化すると、依存症のリスクが高まります。この記事では、睡眠薬依存症の兆候をチェックできるリストを紹介し、依存の危険性を未然に防ぐための対策について解説します。自分や身近な人に当てはまる項目が多い場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。

これに当てはまったら睡眠薬依存症かも?睡眠薬依存症チェックリスト

睡眠薬は、不眠を一時的に改善するために有効ですが、長期間にわたる使用や過剰な服用は依存症を引き起こすリスクがあります。
以下のチェックリストに該当する項目が多い場合は、睡眠薬依存症の可能性があるため、医師に相談することをおすすめします。

・薬を飲まないと眠れないと感じる。

・服用量が増え続けている。

・服用しないと不安になる。

・日中も眠気が取れない。

・服用した記憶がないことがある(健忘)。

睡眠薬の3つの効果と5つのリスク

眠りづらい症状を助けてくれる睡眠薬ですが、効果もあればリスクもあります。この3つの効果と5つのリスクのバランスや、患者さんと薬の相性、薬の作用する時間によって、医師は複数の薬を使い分けています。

睡眠薬の3つの効果:

1.抗不安作用:心の不安や緊張を和らげ、眠りに入りやすくします。

2.鎮静・催眠作用:脳の活動を抑え、睡眠へと導く作用があります。

3.筋弛緩作用:筋肉の緊張を解きほぐし、リラックスした状態を作ります。


睡眠薬の5つのリスク:

1.翌日の眠気:薬を服用した翌日も眠気が残ることがあります。

2.ふらつき:筋弛緩作用によるふらつきや転倒のリスクが高まります。

3.健忘・せん妄:服用後の行動を覚えていないという健忘症状が現れることがあります。また、高齢者ではせん妄のリスクもあります。

4.依存症:長期使用により、薬に頼らないと眠れないという依存状態になるリスクがあります。

5.反跳性不眠:薬をやめた際に、以前よりも強い不眠症状が現れることがあります。

関連記事:睡眠薬を飲んでも眠れない主な三つの原因とは?薬の種類と効果的な対処法を解説!訪問看護を利用するメリットも解説!

睡眠薬を減らしたい、やめたいときには

睡眠薬をやめたいと感じたときは、必ず医師に相談しながら進めることが大切です。急激にやめると、反跳性不眠や離脱症状が現れることがあるため、徐々に減薬していく方法が推奨されます。

1.薬を減らす:医師の指示のもと、服用量を徐々に減らしていきます。たとえば、まずは半分に減らし、次に2日に1回にするなど、段階的に進めます。

2.生活習慣の改善:規則正しい生活リズムを取り戻すため、就寝時間や起床時間を一定に保ち、日中は適度な運動を取り入れることが重要です。

3.代替療法の導入:認知行動療法(CBT)やリラクゼーション技術を取り入れることで、薬に頼らない自然な睡眠を目指します。

生活習慣を見直して、良い睡眠を目指そう!

良質な睡眠を得るためには、睡眠環境の整備や生活習慣の見直しが欠かせません。睡眠薬以外の対処方法を見つけていきましょう。

・寝室の環境を整える:寝室を暗く静かに保ち、快適な温度を維持します。寝具も自分に合ったものを選びましょう。

・規則正しい生活リズム:毎日同じ時間に起床し、寝る時間を一定にすることで、体内時計が整います。

・適度な運動:日中に適度な運動を取り入れることで、夜の睡眠が深くなります。ただし、就寝前の激しい運動は避けましょう。

・カフェインとアルコールを控える:就寝前のカフェインやアルコールの摂取は、眠りを妨げる原因となるため、控えるようにしましょう。

睡眠薬以外の対処方法はある?

日中適度に運動することで、睡眠の質が高まります。また、夕方以降はカフェインを控えたり、快適に寝られるよう、睡眠環境を整えたりするのも大切です。
適切な睡眠のためには「光・音・温度」を調整すると、良い睡眠につながるとされています。
寝酒は睡眠薬の副作用が強くなったり、早朝覚醒したりするため、控えましょう。

参照:厚生労働省「良い目覚めは良い眠りから|知っているようで知らない睡眠のこと」

不眠のサポートが必要な場合、精神科訪問看護の検討も視野に入れてみて

不眠の原因が精神疾患の場合、精神疾患に関する治療の継続が必要です。精神科医が必要と判断すれば、精神科訪問看護を利用することも可能です。
精神科訪問看護では、生活リズムの改善や服薬管理のためのサポートが受けられます。自宅で服薬管理や生活リズムの調整が難しい場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

「訪問看護ステーションくるみ」は、精神科に特化した訪問看護ステーションです。地域の福祉施設や行政と連携を図り、利用者さまとその家族に寄り添ったサポートを提供いたします。
「自宅での生活が不安」「気軽に相談できる人が欲しい」などとお考えの方は、精神科訪問看護利用を検討してみましょう。
サービスの利用にあたり、聞きたいことや確認したいことがある方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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