クルミのアトリエ クルミのアトリエ TOPへもどる
  1. トップページ
  2. コラム
  3. 希死念慮とは ...

希死念慮とは?「死にたい」と口にする原因や相談先を解説

精神科訪問看護とは

 

家族や友人が「死にたい」と口にしている場合、もしかすると「希死念慮(きしねんりょ)」を抱えているのかもしれません。

大切な人からそのような言葉を聞き、どう接すればよいか分からず悩んでいるご家族も多いことでしょう。あるいは、この記事にたどり着いたご本人が、今まさに「消えてしまいたい」というつらい気持ちを抱え込んでいるケースもあるはずです。

この記事では、希死念慮の意味や見られる特徴、その背景にある原因について詳しく解説します。

後半では、困ったときの相談窓口やご家族ができる対処法も紹介しています。決して一人で抱え込まず、一つのヒントとして参考にしてみてください。

関連記事:希死念慮(きしねんりょ)の意味とは?自殺念慮との違いや原因を解説

関連記事:死ニタイ症候群とは?原因やうつ病との関係、つらい気持ちへの対処法を解説

 

ご不安な気持ちが強い時や、文章を読むのがお辛い時は、無理をせず私たちにお声がけください。

精神科の専門スタッフが、あなたの状況に合わせてお話をお伺いします。まずはお気軽にご相談ください。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

希死念慮とは

希死念慮とは「死にたい」「消えてしまいたい」「目を覚ましたくない」などの考えを指す言葉です。

精神的に追い詰められたり、つらい出来事があったりしたときに頭をよぎることがあります。「死ねたらいいな」と思うものの、実際の行動には至らないのが特徴とされています。

似た言葉に「自殺念慮」がありますが、こちらは死への願望だけでなく、具体的な手段や行動まで検討する段階を指します。さらに進むと、実際に命を絶つ行動に移してしまう「自殺企図(じさつきと)」と呼ばれる段階に至る可能性もあります。希死念慮の段階で早めに専門機関へつながることで、より深刻な状態への進行を防ぎやすくなると考えられています。

希死念慮は自殺念慮より緊急性が低いとされていますが、放置すると段階が進んでしまう恐れがあるため、サインを感じ取った際は早期に専門機関へ相談し、適切に対処することが大切です。

参照:厚生労働省/こころの耳 希死念慮

 

希死念慮を抱えている人に見られる特徴

希死念慮を抱えている方には、次のような行動が見られる場合があります。

・頻繁に「死にたい」とほのめかす ・アルコールや薬物を多量に摂取する ・リストカットや過剰なピアスなどの自傷行為を繰り返す ・「自分には価値がない」「生きていても仕方ない」と口にする

こうした振る舞いは、ご本人が無意識に発している「SOSのサイン」であると考えられています。

サインを見逃していると、徐々に精神状態が悪化し、望まない行動に走ってしまう恐れがあります。気付いたときは決して放置せず、サポートへつなげることが大切です。

関連記事:心が壊れてる人の特徴とは?顔つき・言動・対処法を徹底解説

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

希死念慮を抱える原因

希死念慮は、主に以下のような状況に置かれている方に現れやすいとされています。

・精神疾患にかかっている ・進行性の病気にかかっている ・ライフイベントでつらい経験をしている

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

精神疾患や発達障害を持っている

うつ病や双極性障害、統合失調症、不安障害といった精神疾患を患っている方は、希死念慮を抱える可能性があります。気分の落ち込みや過剰なストレス、社会参加できないつらさから「死にたい」と思い詰めてしまうケースは少なくありません。

精神疾患のほかにも、ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などの発達障害が背景にある場合もあります。

職場でのミスや対人関係のトラブルから社会生活に悩みを抱え、うまく適応できない自分を責めることで、希死念慮につながってしまうことがあるのです。

関連記事:朝に絶望感を抱く原因と改善法|考えられる病気と正しい対処法

 

希死念慮はうつ病だけで起こるわけではない

「死にたい」という強い気持ちは、うつ病だけと結びつけられがちですが、必ずしもそうとは限りません。双極性障害や統合失調症などの精神疾患はもちろん、身体的な不調や環境の変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合って希死念慮が生じるケースも多く見られます。原因が一つではないからこそ、一人で抱え込まずに専門家の視点を交えて状況を紐解いていくことが重要です。

 

進行性の病気を患っている

がんや筋委縮性側索硬化症(ALS)など、難病指定されている病気や進行性の疾患を抱えている方も、希死念慮を抱きやすい傾向にあります。

完治の目処が立たない不安や、症状の悪化を自覚することが大きなストレスとなり、生きるのがつらいと感じてしまうケースが考えられます。

 

ライフイベントでつらい経験をしている

死別や離婚、失業といったライフイベントに伴う強いストレスもきっかけになります。

多額の借金や家庭問題など、日々の生活で重い負担を抱え続けると、精神が不安定になることは珍しくありません。誰かに相談したり、心身を休めたりする機会がないまま心が疲弊しきってしまうと、結果として希死念慮を抱えることにつながります。

 

自分が「死にたい」と感じているとき

もし今、あなた自身が「死にたい」「消えてしまいたい」と感じているなら、その苦しみを一人で抱え込まないことが何より重要です。

そうした強い思いは、心が限界を超えてSOSを出しているサインと考えられます。決してあなたが弱いからではありません。

【今すぐできること】 ・信頼できる家族や友人に、今の気持ちを少しだけ話してみる ・話しづらいときは、後述する電話相談窓口に匿名で連絡してみる ・睡眠と食事をできる範囲で確保する ・つらい気持ちが急に強くなったときは、医療機関の救急窓口や夜間対応の相談窓口を利用する

「相談する」というと大きなことに感じるかもしれませんが、ほんの数分の電話や一言のメッセージでも構いません。誰かに気持ちを預けることで、少しだけ呼吸がしやすくなることがあります。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

家族や周囲ができること

大切な人が「死にたい」と口にしたとき、周囲はどのように接すればよいのでしょうか。

何より優先したいのは、相手の言葉を「否定せずに聴く」ことです。「そんなことを言ってはいけない」と話を遮ったり、「生きていればいいことがある」と無理に説得したりするのは、かえってご本人を追い詰めてしまう恐れがあります。「それほどつらい思いをしているんだね」と、苦しい感情そのものを受け止める姿勢を示してみてください。

そして、ご家族だけで問題を抱え込まず、医療機関などの専門家へ橋渡しをすることが大切です。医師の適切な診断や治療につながれば、ご本人のつらさが和らぐ可能性があります。

同時に、ご本人を支えるご家族自身も大きな不安やストレスを抱えがちです。共倒れを防ぐためにも、ご家族自身が相談窓口などを利用し、ご自身の心のケアを忘れずに行ってください。

参照:獨協医科大学

 

医療機関に相談すべきタイミング

希死念慮が続いている場合、いつ医療機関に相談すればよいのか迷う方も多いでしょう。

目安として、「日常生活(仕事、家事、学業など)に支障が出ている」「眠れない、食べられない状態が続いている」「死にたいという気持ちが頭から離れない」といったサインがあれば、早めに精神科や心療内科を受診することが望ましいとされています。

「こんなことで病院に行ってもいいのだろうか」と躊躇する必要はありません。医師の適切な診断や治療を受けることで根本的な原因にアプローチでき、つらさが和らぐ可能性があります。

 

希死念慮を感じ取ったときの相談先

希死念慮の背景に精神疾患や発達障害が疑われる場合、専門家への相談が欠かせません。具体的な窓口としては以下が挙げられます。

・保健所 ・精神科や心療内科 ・精神保健福祉センター ・電話相談窓口 ・訪問看護ステーション

もし医療機関への相談にハードルを感じるなら、まずは以下の公的な電話相談窓口を頼ることから始めてみてもよいでしょう。

いのちの電話(ナビダイヤル:0570-783-556、フリーダイヤル:0120-783-556)

よりそいホットライン(フリーダイヤル:0120-279-338)

こころの健康相談統一ダイヤル(ナビダイヤル:0570-064-556)

※詳細は、各機関の公式ホームページで最新情報をご確認ください。

すでに精神疾患や発達障害の診断を受けている場合は、訪問看護などのケアサービスを利用するのも選択肢の一つです。症状や生活環境に合ったサポートを受けることで、精神的な不安をやわらげやすくなります。

 

参照:厚生労働省/まもろうよこころ 電話相談窓口

参照:こころの情報サイト/相談しあう・支えあう

 

精神科訪問看護でできる支援

精神科や心療内科への通院と並行して検討したいのが、精神科訪問看護の利用です。看護師や精神保健福祉士などの専門スタッフが定期的にご自宅へ伺い、多角的なサポートを提供します。

具体的には、ご本人の悩みやつらい気持ちをご自宅の落ち着いた環境でゆっくりと傾聴します。精神的・身体的な理由で通院が難しい方への継続的な支援のほか、お薬を正しく飲むための服薬管理、乱れがちな生活リズムを整えるお手伝いも行います。

さらに、ご本人へのケアだけでなく、日々の接し方に悩むご家族へのアドバイスや心理的支援も重要な役割です。主治医と連携を図りながら、住み慣れた地域で安心して療養生活を送るための心強い味方となります。

 

くるみに相談できること

希死念慮を感じている状態は、精神的な疲労や日常生活の悩みが深く関わっている可能性が高いと考えられます。

つらい、いなくなりたいと思い詰めたときは、一人で抱え込まず誰かに助けを求めることが大切です。身近な人を頼り、それでも気持ちが晴れない場合は医師や専門機関へ相談しましょう。

『訪問看護ステーションくるみ』では、精神疾患などで希死念慮を抱えている方のケアやサポートを行っています。大阪市、寝屋川市、守口市、門真市、大東市、枚方市を対応エリアとし、地域に根ざした精神科訪問看護を提供しています。

症状のケアや日常生活のサポートを通じて、希死念慮による苦しさを少しでも和らげ、穏やかな日々を送れるようお手伝いさせていただきます。

精神科訪問看護の支援内容について詳しく知りたい方や、利用をご検討の方はこちらからお気軽にご相談ください。

 

ひとりで抱え込まないでください。私たちがそっと寄り添います。

ご家族やご本人だけで抱え続けることの苦しさを、私たちは知っています。

「少し話を聞いてほしい」だけでも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

この記事を書いた人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

この記事を監修した人

鬼頭怜那

鬼頭 怜那(きとうれな)

看護師 / 産業心理カウンセラー

看護師資格を取得後、産科病棟で勤務。その後、精神科の急性期・慢性期病棟にて、精神疾患だけでなく身体疾患のある患者の看護にも携わる。精神科の訪問看護での勤務経験も活かしながら、現在はライターとして医療・薬理・在宅ケア・メンタルヘルスに関する記事を執筆中。

訪問看護師募集中