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訪問看護における1日のスケジュールとは?管理するポイントも解説

2024.07.22 精神科訪問看護とは

訪問看護師は基本的に、一人で複数の訪問先を回ります。そのときに重要となるのが「スケジュール管理」です。中には、どのようなスケジュールが組まれているのか、詳しく知らない方もいるでしょう。

この記事では、訪問看護師の1日のスケジュールを時間帯別にご紹介します。さらに、上手くスケジュールを管理するポイントもまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。


訪問看護の基本的なスケジュール

まずは、訪問看護師の基本的な1日のスケジュールについて説明します。
基本となるスケジュールは以下の通りです。

・9:00〜12:00(午前中)
・12:00〜13:00(昼食・休憩)
・13:00〜18:00(午後)

利用者さまのご自宅への移動手段として車・バイク・自転車が考えられます。車は、自家用車や社用車を利用します。自家用車の場合は、自家用車手当を出しているステーションもあるようです。

1件あたりの訪問時間は、精神科の場合1回30分が基本です。そして、移動時間を含めて1日あたりの訪問件数は5〜7件ほどとなります。

各時間帯の動きを見てみましょう。


9:00〜12:00(午前中)

勤務時間に合わせて出勤します。訪問前は、訪問スケジュールの把握や利用者さまのケア・看護の確認、連絡事項の共有などを済ませます。

最近は、Zoomなどを利用したオンライン会議システムを導入しているステーションもあるようです。この場合はステーションに直接出向かず、利用者さまの自宅の近くなどで、ミーティングに参加することも可能でしょう。


12:00〜13:00(昼食・休憩)

午前中の訪問が終わったら、昼食・休憩に入ります。ステーションに戻るケースもあれば、車内で昼食や休憩を取るケースもあります。状況によっては、訪問先の近くにある飲食店を利用する場面もあるでしょう。

訪問のスケジュールによって自分で調節できるため、比較的自由度は高いといえます。


13:00〜18:00(午後)

午前と同様に、利用者さまを訪問してケアや看護を行います。

訪問終了後は、訪問看護記録書に訪問内容を記載します。定期的に訪問看護計画書および訪問看護報告書を主治医に提出するため、その作成や修正をするときもあります。スタッフ同士での情報共有や申し送りなどは、病棟での仕事と変わりないでしょう。

記録作成に、タブレットなどのツールを利用するステーションもあるようです。タブレットに情報を入れることで、ステーションに戻らなくてもスタッフ間での情報共有が可能であり、効率よく仕事を進められるでしょう。


訪問看護のスケジュールはイレギュラーなときもある

基本的な1日のスケジュールがわかったところで、イレギュラーなケースについて説明します。予定が変わる理由は、以下のものが考えられます。

・利用者さまの体調変化による緊急訪問
・訪問日程の変更

一つずつ内容を見てみましょう。


利用者さまの体調変化による緊急訪問

利用者さまの急変や家族から緊急の求めがあった場合、医師の指示で、通常の訪問以外に訪問する場合があります。

精神疾患を患っている利用者さまの場合、予想される急変は以下の通りです。

・薬をうまく服用できず体調が悪化した
・薬を多量に服用し、意識レベルが低下した
・気持ちが落ち着かずパニック状態となっている
・自傷行為や他害行為が見られる など

上記のような緊急事態で訪問する場合、イレギュラーなスケジュールとなります。状態によっては、医師からの指示書のもと、訪問時間が1時間になるケースもあります。


日程変更への対応

スケジュールはあらかじめ決められていますが、以下のような場合には訪問日を変更することもあります。

・利用者さまの体調変化
・天候悪化により訪問が困難
・医師による治療計画の変更

ほかにも、スタッフが急きょ欠勤する場合もあるでしょう。このような状況であればスタッフ間で話し合い、空いているスタッフへ訪問を依頼したり日程を変更したりするとよいでしょう。


訪問看護師におけるスケジュール管理のポイント

最後に、訪問看護におけるスケジュール管理のポイントをまとめました。

・移動ルートが最短になるよう調整する
・利用者さまに必要なケアを事前に把握しておく
・予定の変更があった場合には、スタッフへ間の共有を迅速に済ませる

上記のポイントを意識することで、無駄のないスケジュールが可能です。また、イレギュラーな事態が起こってもスケジュールの調整がきくため、業務に大きな支障をきたすことなくこなせるでしょう。


訪問看護はスケジュール管理に慣れればスムーズに業務が進められる

訪問看護は決められたスケジュールで動くため、初めは時間に追われるかもしれません。一方で、慣れてくれば自分のペースで業務を進められるでしょう。訪問看護は基本一人で利用者さまの自宅を回るので、自分のスケジュール管理が重要です。

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