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訪問看護でできること・できないこととは?訪問介護との違いも解説!

2023.07.24 精神科訪問看護とは

在宅ケアの画像

訪問看護と聞くとどんなイメージを持つでしょうか。ご自宅で看護を行うので、制約が多くてできないことが多いのではないか、訪問介護に近い業務をするのではないかと考えている方もいるでしょう。
今回は、訪問看護でできることとできないこと、また訪問介護との違いについて紹介していきます。


訪問看護でできること

看護の場がご自宅に変わっても、訪問看護でできることは多くあります。
まずは訪問看護でできることは何か解説していきます。


医師からの指示書に記載された内容ができる

看護師の職務は、医師から指示された内容を実施することができるという点では、病院の看護師と変わりません。訪問看護では「訪問看護指示書」または「精神訪問看護指示書」を医師から発行してもらう必要があります。
医療保険で介入する方は、指示書がメインではありつつ細かい指示は「点滴指示書」や口頭にて医師から指示をもらいます。介護保険で介入する方は、医師の指示を実施する前提の上で、ケアマネージャーが作成するケアプランに記載の内容が実施できます。
書類で実施内容を明記するという前提があるため制約があるように感じますが、基本的には病院看護と実施できる内容は変わりません。
ケアをする中で指示書にはないものの行った方が良いとされるケアが出てきた場合には、医師やケアマネージャーに相談や提案をして、必要書類に追記してもらうと実施ができるようになります。


自宅での看取りができる

高齢者が増加している昨今、最後を自宅で一緒に過ごしたいという方が増えてきています。希望があれば体制を整えることで、自宅で看取ることも可能です。
毎日あるいは必要であれば1日複数回の訪問で状態観察をして、指示があれば点滴の実施や更新、褥瘡の処置などの医療的処置をします。
また病院では禁止である飲酒や喫煙も、医師から止められない限り、基本的には実施できるところが訪問看護独自の良いところです。
お亡くなりになられた後は、ご家族さまの希望があれば、自費でエンゼルケアの対応をすることができます。


訪問看護でできないこと

訪問看護でできないことは、訪問看護の本質から逸脱するところや、看護師としての職務から逸脱する部分が該当します。


自宅以外での訪問看護の提供

訪問看護は、その名の通り自宅に訪問するため、自宅以外での訪問看護の提供はしていません。ただし、自費での外出支援・受診支援を行っている事業所もあります。


家事

看護師ができる範囲はあくまでも「療養上の世話」であり、身体的・精神的な管理がメインで訪問しています。
買い物・洗濯・料理などの家事は、看護師の職務から逸脱するため基本的にはできません。
また掃除はヘルパーやご家族さまが対応するのが一般的ですが、状況に応じて「環境整備」として実施するケースもあります。


訪問看護と訪問介護との違い

ヘルパー(介護士)による業務で、介護保険を利用し、身の回りの世話をするのが訪問介護です。訪問看護ではできないところ、あるいはケアが頻回であるものをサポートしてもらえます。
介護認定の区分支給限度額の範囲内でケアマネージャーがケアプランを考え、訪問看護と訪問介護をうまく組み合わせて利用する方も少なくありません。また難病の方で、地方公共団体からの様々な助成を受けた上で、24時間365日ずっとヘルパーが付き添っているというケースもあります。
ヘルパーができる内容には、大きく分けて生活援助と身体介護があります。それぞれどのようなものかみていきましょう。


生活援助

訪問介護では生活に関する身の回りのお世話ができます。買い物・掃除・洗濯など、看護師が実施できない家事をしてもらえるのが違いです。
また、事業所によっては事前に相談した上で受診・外出の同行が可能なところもあります。


身体介護

オムツ交換・陰部洗浄・全身清拭などの清潔ケアや、身体に直接触れての移動介助ができます。
褥瘡の処置はできませんが、予防のための保湿剤を塗布する程度なら実施可能です。
また、研修を受けている人は、痰の吸引をすることができます。


訪問看護はできることとできないことがありヘルパーとの連携が必要

訪問介護では身の回りのお世話を直接する分、利用者さまから情報を多く拾っています。その情報からはケアや方向性のヒントになることも含まれているケースもあります。またヘルパーの対応によって症状の改善・悪化に大きな影響を与えることもあるため、ヘルパーとの連携は必須です。


訪問看護でできることを活かして病院と異なった寄り添うケアができる

今回は、訪問看護でできることとできないこと、また訪問介護との違いについて紹介していきました。
病院看護とは違い、その人と向き合いながら生活に寄り添ったケアを中心にできるところがメリットです。加えてある程度の資材や工夫があれば、病院看護と同じことをすることもでき、幅広い経験を積むことができます。

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