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看護師の休みはどれくらい?平均日数や休みやすい職場の特徴を解説

2024.07.11 精神科訪問看護とは

夜勤やシフト制の勤務形態、土日出勤などから、看護師は「休みがない」と感じる方もいるでしょう。実際に、看護師の年間休日日数や有給取得日数が、一般企業と比べて少ないのか気になるところです。

この記事では、看護師の平均年間休日日数や有給取得日数について解説します。職場ごとの休みの特徴も解説していますので、ぜひ参考にしてください。

看護師の休みはどれくらい?

まずは、看護師の平均休日日数や年次有給休暇取得率、国で決められている有給取得日数について解説します。

関連記事:訪問看護は休みがないって本当?理由や解決のポイントを解説

平均年間休日数

「2023年 病院看護実態調査報告書」によると、看護師の平均休日日数は116. 6日です。中でも、120〜130日未満の割合が44.1%と最も多く、120日以上の休日を取っている方は5割弱いることがわかります。

出典:日本看護協会/2023年 病院看護実態調査報告書

なお、「令和5年就労条件総合調査の概況」より、一般企業の平均休日日数は110. 7日と報告されました。上記結果より、看護師は一般企業と比べても休みが充実しているといえるでしょう。

出典:厚生労働省/令和5年 就労条件総合調査概況

年次有給取得可能日数

看護師の年次有給取得日数の基準は、一般企業と同様に定められています。

雇入れの日から起算した勤続期間 付与される休暇の日数
6ヶ月 10労働日
1年6ヶ月 11労働日
2年6ヶ月 12労働日
3年6ヶ月 14労働日
4年6ヶ月 16労働日
5年6ヶ月 18労働日
6年6ヶ月以上 20労働日

出典:厚生労働省/労働基準行政全般に関するQ&A

同じ職場で長く働くほど、年間に付与される有給休暇の数も多くなります。
また、年次有給休暇が付与されるには、以下の条件を満たす必要があります。

1.雇い入れの日から6ヶ月が経過していること
2.その期間の全労働日の8割以上出勤したこと

なお年次有給休暇は原則、希望する時期に取得可能です。

年次有給休暇取得率

実際に、看護師がどのくらいの割合で年次有給休暇を取得しているのかを見てみましょう。同じく「2023年 病院看護実態調査報告書」によると、2022年の看護師の平均年次有給休暇取得率は67.7%であり、取得率70〜80%未満の層が16.7%で最も多い結果となっています。

データからみると、看護師も有給休暇を取得しやすく、比較的ワークライフバランスは保たれている印象です。

出典:厚生労働省/令和5年 就労条件総合調査概況

看護師の休みが少ないと感じる理由

看護師の休日日数や有給取得率は、決して低くないとわかりました。

それでも看護師が「休みが少ない」と感じてしまう理由を見てみましょう。

土日や祝日も出勤の場合がある

看護師の職場は365日体制の場合も多く、土日や祝日出勤するケースも珍しくありません。土日・祝日が休みの友人や家族と休みが合わず、周りからも「忙しいね」と言われる場合もあるでしょう。

スタッフの少ない職場やシフトの組み方がハードな職場では、連続して勤務する必要があるため、休みが少なく感じることもあります。

夜勤明けも休みとみなされる場合がある

交代制シフトの職場では夜勤明けも休みとみなされ、連続して勤務しなければならないケースがあります。

夜勤が続くと、疲労や睡眠不足によって「休めていない」と感じてしまうのかもしれません。

休日出勤が必要な場合がある

看護師はスタッフの急な病欠やオンコールへの対応、緊急手術などにより、休日出勤となる場合があります。患者さまや利用者さまの安全が最優先となるため、要請されれば出勤しなければいけません。

また、土日・祝日休みのクリニックなどでも「休日当番医」に出勤する場合があり、思ったように休めないと感じる方もいるでしょう。

休みが多い職場と無理をしない看護師の働き方とは?

「休みが少ない」と感じる方は、働き方や職場を変えるのも選択肢の一つです。

最後に、看護師が休みを取りやすい職場と、各職場での無理のない働き方について解説します。

病棟の場合

病棟は365日体制の職場が多いため、シフト制で休みを取るのが主流です。忙しい部署では「なかなか休めない」と感じる方もいる中、シフト制では平日に休みをとれるため、銀行や役所などに行きやすいといったメリットがあります。

ほかにも、時短勤務や夜勤なしなど、働き方が選べる職場もあります。

クリニックの場合

クリニックでは休日の曜日が決められており、毎週決まった間隔で休めます。あらかじめ休みがわかっているので、休日の計画を立てやすい点がメリットです。

夜勤もないため、比較的生活スタイルを確立しやすい職場といえるでしょう。

訪問看護の場合

訪問看護ステーションでは土日祝休みやシフト制の職場もあるため、柔軟な働き方が可能となりワークライフバランスを保ちやすいのが特徴です。夜勤やオンコール対応なしなど、自分の生活スタイルに合う働き方を選択できるでしょう。

また、基本的に一人で訪問するため、自分のペースで仕事を進められる点は魅力の一つといえます。

関連記事:訪問看護ステーションに転職したい方向け|病棟との違いや訪問看護のやりがい、メリットも解説

「くるみ」で充実した休みを取りながら訪問看護師として働こう

看護師の中には、忙しさや人手不足などが原因で「休みにくい」「休みが取れない」と感じている方もいるでしょう。その場合には、自分のライフスタイルに合った職場や働き方を選択することが大切です。

訪問看護ステーションくるみ」では、柔軟な働き方の選択に加え、各種休暇制度が充実しています。訪問看護師として働きつつ休日も充実させたい方は、ぜひ一緒に働きませんか?

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