精神科看護師への転職には経験を活かせるの？仕事内容や特徴、向いている人などを解説

精神科への転職を考える看護師さんの中には、自分が向いているか、今までの経験が活かせるか疑問に思う方もいるでしょう。
精神科の経験者はもちろん、一般科からの転職を検討している方も、それぞれの経験が患者さまのケアに役立ちます。

この記事では、精神科と一般科の看護師経験がどのように訪問看護で活かせるのかを解説します。
キャリアアップを目指す方や転職を検討している方は、訪問看護師という選択肢も広げてみましょう。

看護師が精神科へ転職する理由として考えられること

精神科看護師への転職理由としては、以下のものが挙げられます。

・患者さんの不安や心配に触れ、メンタル面でのサポートをしたいと思った
・精神科患者さんと関わる機会があり、興味を持った

これらの経験が、精神科への転職を考えるきっかけになるようです。
患者さんの精神的なケアをしたい、深く学びたいと考える方は、精神科看護師への転職を検討してみましょう。

精神科看護師の仕事内容と特徴、やりがい

精神科看護師の仕事内容を見てみましょう。
今回は例として、大きく以下の4つに分けました。

・身体面、精神面のアセスメント：バイタルサイン、症状、患者さんの言動を通じて状態を評価する
・コミュニケーションによる看護：思いや感じていることをうまく伝えられない方の言語化をサポートしたり、問題に向き合えるよう手助けしたりする
・セルフケア援助：精神症状によりセルフケアが困難な方の日常生活を支援し、自立に向けた援助をする
・内服管理
・多職種との連携

一般科の仕事内容と共通する部分もありますが、対話や意図的なコミュニケーションを用いて看護することは精神科の特徴といえるでしょう。
コミュニケーション力が身につけば、患者さまとの信頼関係を築く力も養われます。
ほかにも、言葉で表現できない患者さまとの関わりから観察力が磨かれ、些細な変化を捉える力も習得できるでしょう。

働き方でいうと、緊急入院や手術が少ないため、外科や救急科などの病棟に比べて残業が少ないとされています。
プライベートも充実させやすい点も、メリットといえるでしょう。

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精神科看護師への転職に向いている人

次は、精神科看護師への転職に向いている人をご紹介します。

・じっくり患者さんと関わりたい人
・相手のペースに合わせて根気強く向き合える人
・コミュニケーションによる看護に興味がある人
・精神的にタフであり、患者さんと適切な距離を取れる人

精神科は入院期間も長い傾向にあり、一人ひとりの患者さんと信頼関係を構築しながらじっくりと関われる分野です。
また、考えや思いを上手に表出できない方も多く、時間をかけて相手の背景を理解することが求められる場面もあります。

一方で、精神症状が強く出ている患者さんとの関わりでは、看護師自身も精神的な影響を受けてしまうケースも。
オンオフをうまく切り替えられる人や、患者さんとの適切な距離を取れる人も精神科に向いているといえるでしょう。

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精神科看護師への転職に経験を活かす方法

最後に、精神科の病棟や一般科の経験が、それぞれの経験がどのように訪問看護へ活かせるかを解説します。

精神科病棟からの転職

精神疾患を抱えた方とのコミュニケーションの取り方や、精神症状のある患者さんへの対応にも慣れているため、病棟での看護経験をそのまま活かせるでしょう。

また、精神科に特化した訪問看護ステーションでは「精神科訪問看護基本療養費」を算定しています。
算定のためには「精神疾患を持つ患者さんへの相当の経験を有する」という条件があるため、1年以上の病棟経験があることを応募条件としている訪問看護ステーションもあります。

精神科での経験があれば、このような条件も満たせるため、職場選びの選択肢が増えるでしょう。

一般病棟からの転職

精神科でも点滴や医療処置が必要な場面もありますので、一般病棟で培ってきた看護スキルも大いに活かせるでしょう。
手技の手際がよい点は、大きな強みとなります。

精神科は、一般的には医療処置が少ないといわれている分野です。一方で、精神疾患以外の疾患を持ち合わせている患者さまや、自傷行為がみられる患者さまなどには、医療処置が必要になる場合もあります。

ほかにも、セルフケアの援助が必要な場面では、一般病棟での経験が十分に活かせるでしょう。

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精神科看護師への転職は経験を十分に活かせる

精神科訪問看護は、専門的で難しいというイメージを持っている方もいるかもしれません。

しかし、精神科領域だからこそ身につけられる知識や経験があります。
また、それらの経験は精神科の患者さま以外を看護する際にも役立ちます。

精神科への転職を考えている方や、在宅医療に興味のある方は、ぜひ一度『訪問看護ステーションくるみ』にご相談ください。