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【第6-1回社長エッセイ】訪問看護の難しさ Part.1

2023.07.26 くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『社長エッセイ』第6弾!

 

最近各所で夏祭りが開催されていますね!

大阪では天神祭りがあり、昨日は花火も上がっていました!

 

みなさん、もうお祭りは参加されましたか?

私はまだどこのお祭りにも参加できていません。

人混みが苦手+この暑さ……、結構気合いが必要だったりします(笑)

 

でも!

お祭りの雰囲気は好きですし、何より花火が好きなので、

毎年どこかのお祭りに参加しては屋台で食べ歩きを楽しんでいます♡

 

ところで、屋台と言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?

かきごおりやベビーカステラ、りんご飴、やきそば、イカ焼き、たませんなど定番のものから

(食べもの系ばっかりですねw)

最近は、フルーツ大福やくりぬいたオレンジにストローをさして中の果汁を飲む

まるごとオレンジジュースなどの変わり種屋台なんかもあるそうです!

 

お祭りの楽しみ方もどんどん変わっていっていますね!

今年はどこのお祭りに参加しようかな……なんて、思っています♡

 

さて、今週のハムさんのエッセイのテーマは『訪問看護の難しさ』です!

このテーマでエッセイを書くにあたって、事前にハムさんから、

「訪問看護の難しさは1回で書ききれないからシリーズで何個かに分けてもいいかな?」

とご提案をいただきました!

 

なので、今回のテーマはいくつかに分けてお送りいたします!

 

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どうも、日々奮闘中、代表の濱脇です。

前回は、利用者さんのお宅に初めて伺ったときのお話をさせていただきました。
内容うっすうすですみません(笑)。

 

今回は、私が感じる訪問看護というものの難しさについて話していきたいと思います。

あくまでも私個人がそう思っているという内容ですので、文句は受け付けません(笑)。

 

想い、考えは十人十色です。

それぞれきっと難しさを感じているところは違うと思います。

それを踏まえて、楽ーーーにお読みいただければ幸いです。

 

訪問看護というと、少し特殊なイメージをお持ちになる方もおられるかもしれないですね。

私もその一人でしたから。

 

まずもって、

何をするのかというイメージがあまりつかない……

看護師の仕事をするのはわかるけれど……

といった感じかもしれないですね。

 

病院勤務から訪問看護に移ってもうすぐ3年が経過するのですが、

そんな短い期間の中でも、訪問看護って難しいなあと感じたことをお話ししていきます。

 

まずは、病院とはちょっと違うというところ。

地域社会で日常生活をしている方々に対して行うのが訪問看護なんですが、

病院ではうまくいっていたことが、自宅での日常生活となるとそんなにうまくいかない……

なんてことがよくあります。

 

もちろん、看護計画を立てて、ケアを実践して行く点では同じです。

しかしながら、病院とは違い、看護師が必要だと思っているケアでも、日常生活において利用者さま(病院では患者さまと言いますが、訪問看護では利用者さまと呼んでいます)が必要だと思っていないパターンがよく見受けられます。

 

病院では、それなりに看護師さんがやってくれるから……と思っていらっしゃる患者さまが多いように思うため、ケアを提供してもさほど問題になることは少ないのですが、普段の日常生活の中に訪問看護がお邪魔をしている環境となると、そうはいきません。

 

必要性を説明しても、看護師が行いたいケアを受け入れていただけないことも多々あります。

だからといって、強制的にケアをしていいのかというと、そうではなく、私たちはあくまでも利用者さまの日常生活の一部にお邪魔をし、支援をさせていただいているので、拒絶も受け入れないといけないということもあります。

 

しかし、放っておくわけではなく、地域社会において支援を提供している方々は、訪問看護だけではないですので、相談員やケアマネさん、ヘルパーさんや行政の方々などと連携をさせていただき、その方が一番いいかたちの支援を見つけだしていくことが必要となります。

 

また、私たち訪問看護師が良かれと思ってすべて物事を代わりにしてしまうと、利用者さまが依存傾向となってしまい、自分で何もしなくなったりもします。

 

匙加減がものすごく難しいなあと日々感じているところです。

ここでものを言うのはコミュニケーションであり、信頼関係の構築かなと思います。

 

精神疾患をお持ちの方をお相手にお仕事をさせていただいているので、なかなか心を開いてくれない方もいらっしゃいますけどね。

そこは折れずに、根気よくやっていくしかないですね。

 

日常生活をその対象者の方々(家族全体が対象になることもあります)が、自立してやっていけるかを共に考えて、最良の方法を模索していくことになるので、そのあたりがとても難しいです。

 

時には厳しいことを利用者さまやご家族に指導しないといけないこともありますが、

たとえ失敗したとしても、決して利用者さまやご家族様には『怒らない』、これはくるみのモットーとしてやっています。

 

次に難しいなと感じることは、やはり判断力ですかね。

病院では、相談できる先輩が多くいたり、さまざまなコメディカルの方々と相談できたりする環境が整っていることがほとんどですが、訪問看護はそうはいきません。

一人で瞬時に判断を下さないといけない場面も多く存在します。

判断を下すための知識量がものすごく必要ですし、さまざまな支援者やご家族などから情報を得て、整理をし、判断につなげたりが必要になります。

 

それでも、利用者さまやご家族の意思決定の部分に関してや緊急を要する場面などでは、的確な判断を求められることも多いので日々難しさを感じて働いています。

 

難しいですよね、自分の知らないことを聞かれることとかもありますし、看護以外の知識(行政の制度などの知識など)を持っていないといけなかったり、精神領域は若い方も多くいらっしゃったりするので、コミュニケーションを取るためにトレンド知識を得たり、趣味のことを調べたりなどなど。

 

コミュニケーションの能力もかなり問われる世界ではありますね。

おしゃべりが苦手な利用者さまもたくさんいらっしゃいますし、中には非言語的なコミュニケーションを必要とする方もおられますし。

 

そんなことをいろいろ考えたりして、コミュニケーションをしっかりと取っていくことで信頼を獲得していくことが大切になってきます。

ちょっと難しく思うことが多すぎて一回にまとまりそうにないので、次回に続きます……。

 

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