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【第6-2回社長エッセイ】訪問看護の難しさ Part.2

2023.08.02 くるみの社長エッセイハムさんシリーズ精神科訪問看護とは

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『社長エッセイ』第6弾!

 

今回は先週に引き続き、

ハムさんに『訪問看護の難しさ』について書いていただきました!

 

そうそう、先週の冒頭でお祭りについて書かせていただいたのですが……

ついに昨日、家の近くの神社でやっていたお祭りに参加してきました!

ちいさな神社だったのですが、屋台もたくさん出ていて、やっと夏らしさを感じることができました♡

 

日中は本当に暑くて、安易にお出かけもできないので、

毎日エアコンが効いた室内で過ごすことがどうしても多くなってしまいますが、

夜は暑さも少しマシになるので、

久しぶりに外に出て気分的にもスッキリ、楽しかったです♡

 

次は、今週の土曜日に淀川の花火大会が開催されるので、

家からにはなりますが、今年初花火を楽しもうと思っています♪

 

まだまだ暑い日が続きますが……

熱中症には気を付けて、乗り切りましょうね!

 

それではハムさんの『訪問看護の難しさ』第2段!

楽しんでください♡

 

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『訪問看護の難しさ』をテーマに、改めて考えてみると、

ちょっと難しく感じていることが多くて、前回のコラムに収まりきらなくてですね(笑)。

引き続き、『訪問看護の難しさ』についてお話ししていければな、と思います。

お付き合いいただければ幸いです……。

では、いきましょう。

 

訪問看護をしていて大切だと思うことは、利用者さまとの相性ですね。

精神科訪問看護において、ケアを行うにあたって、その部分はものすごく大切で、

人柄に心を開いてくれる方がいれば、

男性がダメ、女性がダメなど性別にこだわりのある方もいて、さまざま。

できるだけ、利用者さまのご意見・ご要望については受け入れたい気持ちでいますが、

なかなかうまくいかないこともあります。

 

くるみでは、初回のモニタリング時に代表ふたりでできるだけ利用者さまのご意見・ご要望や性別の希望の有無など、たくさんの情報の吸い上げを行ってから訪問へ伺うよう取り組んでいますが、ケアがはじまってから「この人とは相性が合わない」と、利用者さまが判断されるパターンも存在します。

しかも、理由がはっきりとわからないこともあって、深く聞いてしまい訪問看護自体を拒否されてしまう……なんてこともあるので、本当に難しいなぁと感じています。

 

ただ、くるみとして譲れないこともあるため、

そこはやはりコミュニケーションや信頼関係を作っていくことで改善していくしかないと思っています。

 

また、もちろん、利用者さまのご家族やキーパーソンとなる方との相性も非常に大切で、

相性を合わせていく努力は必要なのかな、と思っています。

 

あとは当然のことですが、接遇マナーですね。

人の印象が大きく変わりますから。

 

利用者さまやご家族をはじめ、病院・クリニックの方や相談支援員、ケアマネージャー、行政の方など関わる方が本当にたくさんいらっしゃいますので、

いい印象をもっていただくためには接遇マナーが本当に必要になってきます。

 

場面場面で使う言葉に変化をもたせることが必要なこともありますし、

手紙やFAXを送るときの送り状の内容や電話での対応などでも失礼のないように……と、

本当に一つひとつの言動をいろいろな角度からそれぞれの立場になって考えて行わないといけないため、この部分は非常に難しく感じることも多いですね。

 

そんなとき、特に難しいなと感じるのは、自分の持ち合わせている語彙力です(笑)。

語彙力を上げていかないと、大事なときに必要な言葉が出てこなかったりするので、

普段はあんまり読まない本や新聞を読んだり、ニュースを見たり……など、

努力はしているつもりです(それが身になっているかは別の話ですが。笑)。

 

あとは、そうですね……。

病院やクリニック、相談支援員などに報告・連絡・相談をするタイミングですかね。

どんな仕事でも、この「報連相」の大切さはつきまとってくると思いますが、

意外とこれが難しいんですよね。

 

私は訪問看護事業所として、

「簡潔でわかりやすい報告」「迅速な連絡」「簡潔でわかりやすい相談」を

必要なときに必要なところでできないといけないと思っていますので、

スタッフにはそれを心がけて動いていただいています。

 

けれど、なかなか伝わらなかったり、思うような動きが答えとして返ってこなかったり、

相手の思っていることと相違があったり……本当、難しいです。

 

医療・介護・福祉という、地域での関係性の中で、

手を結んで日常生活の一部を支えていくために連携をとっていくことが求められるのですが……うまくいかないことも多いですよね。

こちらが相談をお受けしたときでも、答え方やスピードなども求められたりするので、

毎日頭フル回転ですよね(笑)。

突拍子もない質問がきたり、「え? そんなん知らん……」と思うようなことを聞かれたりすることもありますしね。

そうした意味でも、看護以外の知識も必要……とすごく思いますね。

 

精神科訪問看護での料金や使える制度、どんなことをするのかなど、

まだまだ知られていない部分も多くあるのかな? と感じているので、

ヘルパー事業所向けや就労支援事業所向けに勉強会を開催したりもしています。

SNSでの発信もしていますが、

なかなか浸透していかないもどかしさ、難しさをひしひし感じます。

 

私たちは精神特化の訪問看護ステーションですが、

普通の訪問看護でも同じような悩みを抱えているところは

たくさんあるだろうなぁと思いながらこのエッセイを書いています。

 

しかしながら、難しいと感じることが多くあることで、

考えて改善できる方法もたくさん考えることができると思うので、

このいろいろな難しさをスタッフ全体で、糧として、

発展していくことができればいいなぁと思います。

 

きっと一つ解決すれば、一つ難しいことが出てくるでしょうし、

また考えて、解決して、また難しいことが出てきて……の繰り返しなんでしょうね。

 

こうやって『訪問看護ステーションくるみ』だけでなく、

医療・介護・福祉全体がもっともっと発展して、

自分たちも含めた、地域で過ごしている方々がよりよく過ごせるようになっていけばいいなぁ、なんて柄にもなく考えたりします。

 

2回にわたって『訪問看護の難しさ』を記してきましたが、

もちろんこれだけではないでしょうし、

私の個人的な想いや考えなどがふんだんに盛り込まれていることをご了承ください(笑)。

 

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『訪問看護ステーションくるみ』では現在、一緒に働く仲間を募集しています。

看護師資格や准看護師資格を持っていて、精神科訪問看護に興味がある方、ブランクがあっても歓迎します!!

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