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精神科特化型訪問看護ステーションとは?看護師の役割や仕事内容を解説

2024.01.18 精神科訪問看護とは


精神疾患を抱えている方は年々増加傾向にあります。そこで注目されているのが「精神科特化型訪問看護ステーション」の存在です。

精神科特化型訪問看護とは、精神疾患を抱えている方を対象に、自宅や福祉施設に訪問して必要な看護や支援を提供するサービスです。

そこで今回は、精神科特化型訪問看護ステーションの特徴や看護師の役割などを解説します。訪問看護に興味がある方はぜひ参考にしてください。



参照:厚生労働省「参考資料|第13回 地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会」


精神科特化型訪問看護ステーションとは

精神科特化型訪問看護ステーションとは、うつ病や統合失調症などの精神疾患を抱えている方を対象にした訪問看護サービスです。日常生活上の支援や看護はもちろん、利用者さまの症状や悩みに合わせてサポートを検討・実施します。

なかには社会復帰を希望されている方もいるため、地域の福祉サービスや役所などとも連携しながら、利用者さまの望む生活が実現できるよう支援することもあります。訪問看護師として利用者さまの生活に寄り添い、一人ひとりにじっくり向き合った看護をしたい方におすすめの働き方といえるでしょう。

精神科訪問看護について詳しく知りたい方は、こちらの「精神科訪問看護とは?算定要件や訪問看護でできること、病院との違いも解説」の記事もお読みください。


精神科特化型訪問看護ステーションにおける看護師の役割と仕事内容

精神科領域での看護師の役割は、病院やクリニックなどの一般的な看護と多少異なります。
この章では、精神科特化型訪問看護ステーションにおける看護師の役割や仕事内容を解説
します。

精神科領域での看護について詳しく知りたい方は、こちらの「精神科の看護で大切なことって何?精神科の看護師に求められる要素ややりがいも解説!」の記事もお読みください。



<h3症状の観察・評価・ケア

まずは看護師として、利用者さまの症状を観察・評価し、適切なケアを検討・実施する必要があります。

同じ精神疾患であっても症状だけでなく、背景や悩みは人それぞれです。利用者さまの全体像を把握して、何に困っているのか、どのような生活を希望しているのかを明確にすることが大切です。


症状悪化や再発の予防

精神科特化型訪問看護では、症状の悪化や再発予防に努めることも大切です。

精神疾患を抱えている方は、一人で悩んでしまうケースも珍しくありません。そのため、ささいな仕草や言動から、いち早く異変に気づき早期に対応するスキルが求められます。精神的負担が大きくなることで、症状悪化や再発の恐れがあるためです。


日常生活上の支援

精神疾患に対するケアだけでなく、日常生活上の支援も訪問看護師の仕事のひとつです。

精神疾患を抱えている方のなかには、不眠や食欲不振(もしくは過食)などの生活習慣の乱れが見られることがあります。生活リズムを整えるための支援を考え、少しでもつらい症状をやわらげる関わりが必要です。その人のライフスタイルに寄り添った看護や支援が求められるでしょう。


家族に向けたサポート

訪問看護では利用者さまだけでなく、その家族にも目を向ける必要があります。本人と家族が円滑にコミュニケーションが取れるよう支援したり、家族が抱える悩みに寄り添ったりと状況に応じて支援を考えます。

家族との信頼関係を築きながら、一緒に解決方法を考える姿勢が大切です。


多職種との連携

訪問看護では精神科特化型に限らず、医師や理学療法士、介護支援相談員(ケアマネージャー)など多職種と関わる機会も多いため、こまめに情報を共有して連携することが重要です。

利用者さまや家族が希望する生活を送れるよう、利用できるサービスや制度について提案し調整することも役割のひとつです。

精神科特化型訪問看護における多職種との連携について知りたい方は、こちらの「精神科訪問看護師の多職種連携における役割とは?多職種連携の重要性や実際に関わる職種も解説」の記事もお読みください。


社会復帰への支援

利用者さまのなかには、今は症状によって学校や仕事を休んでいるが、将来的には社会復帰を望んでいるケースもあります。その場合は、心身の休息や治療が優先となりますが、社会復帰に向けての準備を進めることも大切です。

すぐに社会に戻ることが難しいケースもあるため、少しずつ進められるよう介入します。ケアマネージャーや地域活動支援センターなどと連携しながら、利用者さまに合った支援を提供する必要があります。


精神科特化型訪問看護ステーションの需要は高まりつつある

精神科特化型訪問看護ステーションは、精神疾患患者の増加にともない、需要が高まりつつあります。

病院やクリニックなどの看護師とは、役割や仕事内容が異なる部分もあります。利用者さま一人ひとりに合った支援を検討・実施することが大切といえるでしょう。

「精神科領域の看護に興味がある」「訪問看護師になりたい」とお考えの方は、ぜひ一緒に『訪問看護ステーションくるみ』で働きませんか?精神科領域に特化した訪問看護ステーションであり、利用者さまに寄り添った看護を実践できます。気になる方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。

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