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PTSDの初期症状とは?4つのサインと早期発見のためにできること

精神科訪問看護とは

フラッシュバック

事故や災害、あるいは言葉にできないほどつらい出来事を経験した後、理由もなく涙が出たり、夜眠れなくなったりしていませんか。「もしかしてPTSDかもしれない」と、不安な日々を過ごされている方もいらっしゃるでしょう。

PTSDの初期症状は、大きく「再体験(フラッシュバック)」「回避」「過覚醒」「感情の変化」という4つのサインに分けられます。これらのサインにいち早く気づき、適切に対処することが、心の回復への大切な第一歩です。

この記事では、初期症状の見分け方と、気づいたときに今日からできることについて、分かりやすく解説します。

ご不安な気持ちが強い時や、文章を読むのがお辛い時は、無理をせず私たちにお声がけください。

精神科の専門スタッフが、あなたの状況に合わせてお話をお伺いします。まずはお気軽にご相談ください。

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市全域対象

“精神科に特化”した
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「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

PTSDとは|まず知っておきたい基本

はじめに、PTSDがどのような状態を指すのか、基本的な定義から確認していきましょう。

PTSDの定義と原因

PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは、命の危険を感じるような強い恐怖や無力感を伴う出来事を経験した後に、特有の症状が長期間続く精神疾患です。

原因となるのは、自然災害、重大な事故、暴力や虐待などの過酷な体験です。こうした出来事が心の深い傷(トラウマ)となり、心身にさまざまな影響を及ぼすことがあります。アメリカ精神医学会の定めるDSM-5などの診断基準にも位置づけられています。トラウマがある人の特徴と回復への道筋についても知っておくと、ご自身の状態をより深く理解する助けになるでしょう。

「トラウマ反応」と「PTSD」の違い

つらい体験の直後に、強い不安を感じたり、動悸がしたりするのは、心と体が自分を守ろうとする自然な防衛反応です。多くの場合、安全な環境で周囲のサポートを受けながら過ごすことで、数週間から数ヶ月で自然に和らいでいきます。

しかし、こうした症状が1ヶ月以上長引き、日常生活や仕事に支障をきたすような場合には、PTSDの可能性があります。ただし、すべてのトラウマ体験が必ずPTSDにつながるわけではありません。

PTSDの4つの初期症状

PTSDの症状は、主に以下の4つのサイン(DSM-5の分類)に分けられます。ご自身や身近な人に当てはまるものがないか、確認してみてください。

①再体験(フラッシュバック・悪夢)

過去のトラウマ記憶が、前触れもなく鮮明によみがえる症状です。

  • フラッシュバック:まるで今まさにその出来事が起きているかのような、強い恐怖を伴う再体験です。
  • 悪夢:トラウマに関連した怖い夢を繰り返し見ます。
  • 身体症状:思い出すことで、動悸、発汗、震えなどが起こります。

これらは本人の意思でコントロールできるものではありません。フラッシュバックの詳しい症状と対処法については、別の記事で詳しく解説しています。

②回避(思い出す状況や場所を避ける)

トラウマを思い出させるような場所、人、状況、会話などを、無意識にあるいは意図的に避けるようになる症状です。

その出来事について考えたり、誰かに話したりすることも避ける傾向があります。回避することで一時的な安心感は得られますが、長期化すると外出ができなくなるなど、生活範囲が著しく狭まってしまいます。仕事や学校に行けなくなるケースも少なくありません。

③過覚醒(常に緊張が解けない)

危険が去った後も、常に神経が張り詰めてリラックスできない状態が続く症状です。

  • 些細な物音で過剰にビクッとする
  • 常に周囲を警戒し、身構えている
  • 寝付けない、途中で何度も目が覚める
  • イライラや怒りが突然湧いてくる
  • 集中力が低下し、ミスが増える

このように、常にエンジンが全開になったような状態が続き、心身ともに疲弊してしまいます。

④感情や考え方の変化

トラウマ体験をきっかけに、物事の捉え方や感情の動きがネガティブに変化してしまう症状です。

楽しい、嬉しいといったポジティブな感情を感じにくくなり、心が麻痺したように感じることがあります。また、「自分が悪かったからだ」と過剰に自分を責めたり、「誰も信じられない」「世の中は常に危険だ」という考えにとらわれたりすることもあります。その結果、周囲から孤立し、人間関係が疎遠になることも珍しくありません。

「もしかしてPTSD?」と思ったときにできること

もし、ご自身にPTSDの初期症状かもしれないサインが現れたら、以下のような対処を検討してみてください。

症状を記録して、自分の状態を客観視する

「いつ・どこで・どんな時に・どのような症状が出たか」を簡単なメモに残してみましょう。記録をつけることで、漠然とした不安のパターンが見え、自分の状態を客観的に把握しやすくなります。

このメモは、医療機関を受診する際に医師へ症状を正確に伝えるための貴重な資料にもなります。まずは、PTSDの自己診断チェックリストも参考にしてみてください。

一人で判断せず、専門家に相談する

インターネット上の情報やセルフチェックは、あくまで目安の一つに過ぎません。PTSDの正式な診断は、専門知識を持った医師が行う必要があります。気になる症状が続いている場合は、精神科や心療内科の受診をおすすめします。

受診にハードルを感じる方も多いかもしれませんが、専門家に悩みを打ち明けること自体が、回復へ向けた確かな第一歩となります。一人で抱え込まず、医師にご相談ください。

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日常生活でできるセルフケア

医療機関への相談と並行して、日々のセルフケアも大切です。

  • 睡眠と食事:就寝・起床時間を一定にし、栄養バランスの取れた食事を心がけましょう。
  • 適度な運動:軽い散歩やストレッチなどで体を動かすと、自律神経の安定につながるとされています。
  • 安全の確保:自分が心から安心できる人や場所を、意識的に確保しましょう。

何より、「今は休む時期だ」と割り切り、無理をしたり頑張りすぎたりしないことが最も重要です。

家族が初期症状に気づいたときにできること

PTSDは、ご本人だけでなくご家族にとっても不安の大きい疾患です。ご家族が変化に気づいた際の対応についてお伝えします。

本人の変化に気づくためのポイント

ご家族は、日々の些細な変化に注意を向けてみてください。

  • 以前は普通にできていたこと(特定の場所への外出など)を避けるようになった
  • 悪夢にうなされるなど、眠れていない様子がある
  • 感情の起伏が激しくなった、あるいは逆に無表情で反応が薄くなった

これらの変化は、心がSOSを発しているサインである可能性があります。

接し方の基本

本人がトラウマについて話したがらない時は、無理に聞き出したり、詰問したりするのは避けましょう。まずは「あなたの味方だよ」「無理しなくていいからね」と、安心できる言葉をかけてあげてください。

そのうえで、本人の同意を得ながら、一緒に専門家への相談を検討しましょう。同時に、支えるご家族自身が疲弊しないよう、家族だけで抱え込まずに専門機関を頼ることも忘れないでください。

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精神科訪問看護でできるPTSD初期症状への支援

医療機関での治療に加え、住み慣れたご自宅でサポートを受けられる「精神科訪問看護」という選択肢もあります。

通院が難しい方への在宅サポート

PTSDの症状によって外出への恐怖感が強まり、通院が難しくなってしまうケースは少なくありません。精神科訪問看護であれば、看護師などの専門スタッフがご自宅へ訪問するため、最も安心できる環境で継続的なサポートを受けられます。

生活リズムの立て直しと服薬サポート

睡眠障害などで乱れがちな生活リズムを整えるため、就寝環境の調整や日常生活のアドバイスを行います。また、処方された薬を正しく飲めているかの確認や、副作用の有無を観察し、主治医と密に連携して治療をサポートします。

家族の負担を軽減するサポート

訪問看護はご本人だけでなく、ご家族を支えることも重要な役割です。日々の接し方に関するご家族からの相談に応じ、適切なアドバイスを行います。ご家庭全体の負担を軽減し、穏やかな療養環境を整えるお手伝いをします。

大阪市・寝屋川市・守口市・門真市・大東市・枚方市で対応

訪問看護ステーションくるみでは、大阪市、寝屋川市、守口市、門真市、大東市、枚方市のエリアで精神科訪問看護を提供しています。まずはお気軽にご相談ください。また、治療の詳細については、PTSDの治し方と治療法の記事も併せてご参照ください。


参照:こころの情報サイト

まとめ|初期症状に気づくことが、回復への第一歩

PTSDの初期症状は、再体験、回避、過覚醒、感情の変化という4つのサインとして現れます。これらのサインに早期に気づき、専門家のサポートを受けることが、回復への一番の近道です。

焦る必要はありません。あなたのペースで、少しずつ心の整理をしていきましょう。PTSDの症状でお悩みの方やそのご家族は、一人で抱え込まず、訪問看護ステーションくるみへご相談ください。

ひとりで抱え込まないでください。私たちがそっと寄り添います。

ご家族やご本人だけで抱え続けることの苦しさを、私たちは知っています。

「少し話を聞いてほしい」だけでも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。

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この記事を監修した人

中野誠子

株式会社Make Care 代表取締役社長

中野 誠子

看護師 / (元)重症心身障害児者認定看護師

精神科病棟勤務・看護学校教員として経験を積み、「こころに寄り添う看護」を志す。石森・濱𦚰とともに株式会社Make Careを創業。現在は訪問看護ステーションくるみの代表として現場に立ちつつ、メディアにも積極的に登場し、地域精神医療の啓蒙とアップデートに挑む。

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