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訪問看護の限度額はいくら?自立支援医療制度や訪問回数についても解説

2024.11.28 精神科訪問看護とは

自立支援医療制度は、精神疾患の治療にかかる医療費の負担を減らす制度です。
訪問看護の利用も対象です。

本記事では、自立支援医療制度の概要や限度額、訪問回数などについて解説します。
訪問看護を利用したいけれど費用の負担が気になる、訪問回数について知りたいという方は、ぜひ最後までお読みください。

訪問看護で自立支援医療制度を使った場合の限度額は?

訪問看護を医療保険で受けると通常の自己負担は3割ですが、自立支援医療制度を使うと原則1割負担となります。
さらに、ひと月あたりの自己負担の上限額(負担限度額)が定められているため、金銭的な負担を減らせます。

ここでは、制度の概要を確認してみましょう。

自立支援医療制度とは

自立支援医療制度は、通院での精神医療を受ける必要がある方の医療費の自己負担を減らすための公費負担医療制度です。
精神疾患の治療は長期にわたることがあり、経済的な負担を軽減するために設けられています。

関連記事:自立支援医療ってどんな制度?概要や手続きの流れまでわかりやすく解説

対象者

自立支援医療は、以下の3種類に分けられます。

・精神通院医療(精神疾患の治療)
・更生医療(身体障害の治療)
・育成医療(身体障害のある子どもの治療)

本記事では、精神通院医療の対象者について解説します。
精神通院医療の対象者は、精神疾患により通院での治療を受ける必要がある人と定められています。
統合失調症、 気分障害(うつ病など)、PTSDなどのストレス関連障害、不安障害、知的・心理的発達の障害、 認知症、てんかんなどの疾患が対象です。

参照:厚生労働省/自立支援医療(精神通院医療)について

医療費軽減の対象となる医療の範囲

医療費軽減の対象となるのは、精神障害や精神疾患に対して、入院せずに行われる治療を受ける方です。
具体的には、以下の治療が該当します。

・外来
・外来での投薬
・デイケア
・訪問看護 など

なお、以下の医療費は対象外です。

・入院費
・公的医療保険が対象とならない治療、投薬
・精神障害以外の疾患の医療費

参照:厚生労働省/自立支援医療(精神通院医療)について

自立支援医療制度を利用した場合の自己負担とその限度額

次は、自立支援医療制度を利用した場合の、自己負担とその上限(限度額)について解説します。

通常は公的医療保険で3割の自己負担ですが、制度が適用されると1割に軽減されます。
たとえば、ひと月の医療費が5,000円だった場合通常の自己負担は1,500円ですが、本制度により500円となるのです。

また、この1割の負担が大きくならないよう、1ヶ月あたりの自己負担は世帯の所得によって上限が決められています。
限度額を以下の表にまとめました。

所得区分 負担上限額月額
一般※1 重度かつ継続※2
一定所得以上 住民税23万5,000円以上 対象外 2万円
中間所得2 住民税3万3,000円以上

23万5,000円未満

総医療費の1割または

高額療養費の

自己負担限度額

1万円
中間所得1 住民税3万3,000円未満 5千円
低所得2 住民税非課税(低所得1を除く) 5,000円
低所得1 住民税非課税(本人または

障害児の保護者の年収80万円以下)

2,500円
生活保護 生活保護世帯 0円

参照:厚生労働省/自立支援医療(精神通院医療)について

なお、統合失調症などで高額な医療費を長期間にわたり払い続けなければならない方(重度かつ継続)で、市民税課税世帯の方は、通常とは別の上限額が定められています(表※2)。

世帯所得や患者様の状態によって限度額は異なります。
自立支援医療制度を利用する際の手続き方法は、お住まいの役所に確認しましょう。

自立支援医療制度を利用した精神科訪問看護とは?

自立支援医療制度は、訪問看護も対象です。
精神科訪問看護では、以下のサポートを受けられます。

・症状の悪化を防ぐモニタリング
・再発予防のためのセルフコントロール支援
・薬の管理(確認や副作用の観察)
・受診できているかや次の受診日の確認
・日常生活や社会参加へのサポート
・家族支援

訪問看護は、自宅で必要なケアや支援を受けられる点が特徴です。
通院が難しい方や日常生活においての支援を受けたい方は、訪問看護の利用も検討してみましょう。

医療保険での訪問看護の回数に上限はある?週4回以上受けるには?

医療保険を利用する訪問看護は、原則1日1回、週3日までです。
利用時間は、1回あたり30〜90分以内となっています。

ただし、特定の疾病や医師から特別訪問看護指示書のある利用者に対しては、週4日以上かつ1日2〜3回での訪問が認められています。

利用回数、時間については担当者と相談して決めましょう。

参照:厚生労働省/訪問看護のしくみ

関連記事:【訪問看護】訪問回数の上限は週何回?介護・医療保険ごとに解説

自立支援制度の上限額を理解してうまく活用しよう

自立支援制度を利用すれば、精神疾患の治療にかかるひと月あたりの自己負担額を軽減できます。
上記制度は、訪問看護も対象です。

訪問看護の利用を検討している、訪問回数について悩んでいるなどの方は、ぜひ一度『訪問看護ステーションくるみ』へお問い合わせください。
料金体系や利用方法について、分かりやすくご説明いたします。

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