訪問看護の魅力8選！やりがいや訪問看護師に向いてる人を解説

在宅医療の需要が高まっているなか、看護師の転職先として訪問看護が注目されています。

しかし「興味があるけれど決め切れない」「病棟から離れて後悔しないか不安」と、なかなか転職に踏み切れない方もいるのではないでしょうか？

この記事では、訪問看護の魅力をお伝えします。病棟勤務では得られないやりがいや仕事内容、どのような人に向いているのかなどをわかりやすくまとめました。

訪問看護の魅力8選

訪問看護には「難しそう」「きつそう」といったイメージがあるかもしれませんが、病棟勤務にはない魅力がたくさん詰まっています。

利用者さまと深く関わることで得られる達成感や、在宅医療の現場から得られる知識・スキル、自由度の高い働き方など、多くのメリットを感じられるでしょう。

この章では、訪問看護の魅力を8つご紹介します。

一度の訪問で時間をかけて介入できる

訪問看護では、利用者さま一人ひとりの看護に時間をかけられる点が魅力です。短くとも30分、長ければ90分ほど介入することもあるため、利用者さまとじっくり向き合えます。

病棟勤務では多くの患者さまと接するため、一人ひとりと深く関わるのが難しい場合もあります。利用者さまの話をゆっくりと聞き、その人が本当に必要としている看護を提供できるのは、訪問看護ならではの魅力といえるでしょう。

利用者のニーズに合わせた看護を行える

訪問看護は、利用者さまの自宅や福祉施設で看護を提供するため、ニーズや生活環境に合う看護を提供できます。

病棟は生活範囲が限られるうえ、浴室やトイレなどの環境が整っているため、看護内容が患者さまの生活に直結しないケースもあるでしょう。

居住環境を間近で見ることで、病棟での関わりでは気づけなかった「本当のニーズ」を知れるかもしれません。

一人ひとりの経過を長く追える

訪問看護では、年単位で利用者さまと関わるケースも珍しくありません。厚生労働省によると、病院での平均入院期間は一般病棟で約17日、慢性期病棟でも約130日とのことです。

その点訪問看護では、利用者さまと継続的に関われるため、病状の変化や治療の効果を長期間追うことが可能です。短期間では見られなかった病状の回復や、疾患再発の経緯などがわかるため、自らの知見を深めることにもつながるでしょう。



参照：厚生労働省「病院報告（令和4年2月分概数）」

在宅医療の知識とスキルが身につく

訪問看護を経験すると、在宅医療の知識やスキルが身につく点も魅力のひとつです。

訪問看護では疾患に対する知識や看護技術はもちろんのこと、住環境への理解や在宅でのADL（日常生活動作）に対する知識も求められます。

経験を積むうちに、利用者さまに必要な福祉用具を提案したり、環境に合わせた同線や移動手段の提案ができるようになるでしょう。訪問看護を経験することで、利用者さまの目線に立てる看護師としてのスキルアップが期待できます。

看護師としてのやりがいを感じられる

利用者さまの生活を支える訪問看護は、責任感がともなう分、やりがいも強く感じられる仕事です。

訪問看護を利用する方々には、在宅で医療や介護を受ける理由や想いがあります。終末期を自宅で過ごしたい方、精神面のケアのために家族と過ごす必要がある方など、さまざまな方の生活を支えるのが訪問看護師の役割です。

一人ひとりの想いに寄り添うことは大変ですが、利用者さまから感謝される場面も多く、やりがいを感じられるでしょう。

個別性を考慮した看護を提案できる

利用者さまに合わせた看護ができるのも、訪問看護の魅力のひとつです。

病棟では多数の患者さまが共同生活を送るため、ある程度のルールに則った看護しかできないケースもあるでしょう。
訪問看護では、担当看護師として利用者さま個人に合わせた看護やケアを提案できるため、より個別性を持たせた介入が行えます。

余裕のある働き方ができる

訪問看護ステーションにもよりますが、働き方がある程度選択できる点が嬉しいポイントです。

夜勤・オンコールなしや土日休みなどの職場もあるため、ワークライフバランスを重要視する方におすすめです。

働き方によっては収入アップも見込める

訪問看護の事業所には、インセンティブ（歩合）制度を採用している所もあります。

夜勤がない分、病棟勤務よりも収入が低いケースもありますが、訪問件数を増やすことで、夜勤なしでも収入アップを期待できます。自分の時間を充実させながら高収入も狙える点は、非常に魅力的といえるでしょう。

訪問看護には病棟とは違った魅力がある

訪問看護では、病棟看護師と役割や仕事内容が大きく異なります。訪問看護では知識やスキルはもちろん、利用者さまを担当する責任感が必要となります。その分、達成感ややりがいを強く感じられる場面もあるでしょう。

「利用者さま一人ひとりとじっくり向き合いたい」「生活に直結する看護がしたい」とお考えの方は、ぜひ『訪問看護ステーションくるみ』で一緒に働きましょう！気になる方は、こちらからお気軽にお問い合わせください。