依存性パーソナリティ障害の特徴|家族・パートナーができる関わり方
精神科訪問看護とは
自分一人で決めることが怖く、いつも誰かに頼ってしまうという生きづらさを抱えている方がいらっしゃいます。一方で、身近な人からすべての判断を委ねられ、対応に悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。他者に過度に依存してしまう状態の背景には、依存性パーソナリティ障害の傾向が関係していることがあります。
ご不安な気持ちが強い時や、文章を読むのがお辛い時は、無理をせず私たちにお声がけください。
精神科の専門スタッフが、あなたの状況に合わせてお話をお伺いします。まずはお気軽にご相談ください。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市、吹田市、尼崎市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
【日曜・お盆・年末年始休み】
※訪問は20時まで
対応させていただいております。
依存性パーソナリティ障害とは
依存性パーソナリティ障害とは、他者に面倒をみてもらいたいという強い欲求を持ち、一人で生きていくことへの強い不安から、人に過剰に頼ってしまうパーソナリティの偏りを指します。一人で決断することや行動することが極端に難しくなり、周囲の人に自分の人生の選択を委ねてしまうことが特徴です。
見られやすい特徴
この傾向がある場合、日常生活においていくつかの特徴的な行動や考え方が見られます。
日常の決断を人に委ねてしまう
何を着るか、何を食べるかといったささいなことから、進学や就職などの重要な決定まで、他者の助言や保証がないと決断しづらくなることがあります。自分自身の考えで行動を始めることが難しくなります。
反対意見を言えない
相手の支援や愛情を失うことを恐れるあまり、自分の意向を抑えて相手に合わせすぎてしまうことがあります。たとえ自分が間違っていると感じていても、相手に反対意見を言うことができず、嫌なことでも進んで引き受けてしまうことがあります。
一人でいることに強い不安を感じる
常に誰かに面倒をみてもらいたいという欲求が強く、一人でいることに極端な恐怖や不安を感じます。誰かがそばにいないと自分は生きていけないという思い込みがあり、一つの関係が終わると、次に頼れる相手を探そうとすることがあります。
自分の判断に自信が持てない
自分自身の能力や判断に自信を持ちにくい状態が背景にあるとされています。「自分には無理だ」「自分一人ではできない」という思いが強いため、新しいことを始める際にも他者の助けを必要とします。
関連記事:[[要リンク:依存性パーソナリティ障害セルフチェック]]
日常生活で起きやすいこと
こうした特性は、身近な対人関係や社会生活において様々な影響をもたらします。
家庭やパートナーとの関係で
家族や恋人に対して、自分の希望よりも相手の希望を優先しすぎることがあります。一人になることを恐れて、自分にとって不利益な関係であっても我慢してしまいます。
関連記事:依存性パーソナリティ障害の恋愛|起きやすいことと、できること
職場での関わりで
職場では、自分で判断して業務を進めることが求められる場面で強い不安を感じます。上司や同僚に何度も確認をとらないと作業が進められなかったり、責任のある立場を避けようとしたりします。
関連記事:依存性パーソナリティ障害の口癖12選|実例と背景にある心理
背景にあると考えられること
なぜ極端に他者に頼るようになってしまうのか、その背景は人によって異なります。生まれ持った気質や、これまでの人間関係、周囲の環境などが複雑に絡み合っていると考えられています。特定の出来事や特定の育て方など、特定の原因を一つに絞れるものではありません。過去の経験から「自分は一人では生きていけない」という強い思い込みが形成され、それが現在の行動に影響を与えている可能性があります。
医療機関ではどんなことをするのか
心療内科や精神科などの医療機関に相談した場合、精神療法が中心になるとされています。医師や心理士との対話を通じて、自分自身の考え方のクセに気づき、少しずつ自立に向けた行動をとれるようにサポートが行われます。また、強い不安や気分の落ち込みなどが伴っている場合には、必要に応じて薬が使われることもあります。
周囲の人ができること
身近な人がすべてを決めてあげたり、過剰に世話を焼いたりすると、結果的に本人が自分で判断する機会を奪ってしまうことがあります。本人の不安を受け止めつつも、適度な距離を保ち、「ここまでは手伝うけれど、ここからは自分で決めてほしい」と境界線を引くことが大切です。小さな決断を本人が行えるように見守り、できたことを認めていく姿勢が、自立への一歩を支えます。
相談できる場所
ご本人が一人で抱え込んでいる場合や、周囲の人がサポートの限界を感じている場合は、専門機関を頼ることが重要です。精神保健福祉センターや保健所などの公的な相談窓口、または精神科や心療内科のクリニックなどが相談先となります。専門家の視点を取り入れることで、お互いにとってより良い関わり方を見つけることができます。
まとめ
依存性パーソナリティ障害の傾向がある場合、一人になることへの強い不安から、自分自身の判断や人生の選択を他者に委ねてしまうことが特徴です。自分の能力に自信が持てず、相手の支援を失うことを恐れて過度に服従してしまうため、ご本人は強い不安を抱えやすい状態にあります。
周囲の人は、求められるままにすべての世話を焼くのではなく、本人が自分で考えて決める機会を少しずつ増やしていけるように、適度な距離感で見守ることが求められます。お互いが過度に依存し合う関係を抜け出すためには、長期的な視点でのサポートが必要です。
自分自身の特性に悩んでいる方も、対応に苦慮している周囲の方も、無理をして自分たちだけで解決しようとせず、医療機関や専門の相談窓口を活用してください。専門家と一緒に状況を整理していくことが、今の関わり方を見直す手がかりになることがあります。
ひとりで抱え込まないでください。私たちがそっと寄り添います。
ご家族やご本人だけで抱え続けることの苦しさを、私たちは知っています。
「少し話を聞いてほしい」だけでも大丈夫です。まずはお気軽にご相談ください。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市、吹田市、尼崎市全域対象
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※訪問は20時まで
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参照:MSDマニュアル