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【社長エッセイ】Vol.84 嫌いな自分を受け止める

くるみの社長エッセイ精神科訪問看護とは誠子さんシリーズ

大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、中野誠子が綴る『社長エッセイ』第84弾!

 

最近の突然の大雨は、まるで地球が怒っているかのよう。
環境について、本当に考えなければいけないなと思うこの頃です。

さて、今日は自分の嫌いなところについて語っていきたいと思います。

 

大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市、吹田市、尼崎市全域対象

“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」

06-6105-1756 06-6105-1756

平日・土曜・祝日 9:00〜18:00 
【日曜・お盆・年末年始休み】

※訪問は20時まで
対応させていただいております。

 

嫌いなところを「直さなきゃ」と思っていた

昔の私は、自分の嫌いなところを直そうとしていたんです。

もっとこうしたほうがいい。
もっと強くならなきゃ。
もっと人に優しくならなきゃ。

嫌いなところを見つけるたびに、「直さなきゃ」と思っていました。
実際に、直せたこともあるんです。

でも、なぜかしんどかった。
直したはずなのに、どこか自分じゃないような感じがする。
その違和感を、ずっと見ないふりをしていました。
でも、歳を重ねるにつれて、その違和感が少しずつ大きくなってきました。

「なんで私は、こんなに違和感があるんだろう」

そう思っていたとき、マツコ・デラックスさんの、
「幸せとは、他者を介在させずに喜びを得ること」という言葉を聞いて、
「あ、私って結局、他人の目を気にして、自分のことをちゃんと見てなかったんだ」と思いました。

人からどう見られるか。
どう思われるか。
どう評価されるか。
そんなことばかり気にして、自分自身を見ていなかったのだと思います。

だから、一度ちゃんと見てみようと思ったんです。

私って、どんな人なんだろう。
何が嫌いなんだろう。
何が苦手なんだろう。
どうして、こんな反応をするんだろう……

 


「そりゃそうやん。私って、こんな人やし。」

自分を見ていくと、不思議なことに、今まで嫌いだった自分の弱いところが、そんなに嫌じゃなくなってきました。

「ああ、そりゃそうやん。私って、こんな人やし。」

そう思えたんです。

弱いところがあってもいい。
不器用なところがあってもいい。
すぐ悩んでもいい。
それも含めて私なんだと思ったら、ものすごく楽になりました。

だって、自分がどれだけ頑張ってきたかを、一番わかっているのも自分だから。

誰かに「頑張ってるね」と言ってもらわなくてもいい。
誰かに「大丈夫」と認めてもらわなくてもいい。
自分だけは知っている。
泣きながら頑張った日も。
誰にも言わずに踏ん張った日も。
もう無理だと思いながら、それでもやったことも。
全部、自分が知っている。
だから、もう誰かに「わかってもらおう」としなくてもいい。

そして気づきました。
これが、「嫌いな自分を受け止める」ってことなのかもしれない、と。

 


自分を好きになるって、自分を見捨てないこと

嫌いなところを、無理に好きになる必要はない。
無理に受け入れようとしなくてもいい。

ただ、

「私はここが嫌なんだな」
「私はこういうところがあるんだな」

って、自分のことをわかってあげる。
それだけでいいと思います。

人のことは、
「その人にも、その人なりの理由がある」と考えられるのに、
自分のことになると、
「なんで私はこんななんだろう」と責めてしまいます。

でも、自分にも理由があります。

だからもう、嫌いな自分を消そうとしなくていい。
直せない自分がいてもいい。
弱い自分がいてもいい。

だって、自分の人生を一番長く生きてきたのは、自分なんだから。
誰よりも自分を見てきたのも、誰よりも自分のことを知っているのも自分。

だったらまずは、他人にわかってもらう前に、自分が自分をわかってあげればいい。

「そりゃそうやん。私って、こんな人やし」
そう言えるようになったら、不思議なくらい楽になったんです。

 


さいごに

嫌いだった自分のことを、いつの間にか少し好きになっていました。
自分を好きになるって、嫌いなところがなくなることじゃない。
嫌いなところがある自分を、それでも自分が見捨てないことだと思います。

あなたは、自分のことを、ちゃんとわかってあげていますか?

さあ、次は何を書こうかな?

この記事を書いた人

中野誠子

株式会社Make Care 代表取締役社長

中野 誠子

看護師 / (元)重症心身障害児者認定看護師

精神科病棟勤務・看護学校教員として経験を積み、「こころに寄り添う看護」を志す。石森・濱𦚰とともに株式会社Make Careを創業。現在は訪問看護ステーションくるみの代表として現場に立ちつつ、メディアにも積極的に登場し、地域精神医療の啓蒙とアップデートに挑む。

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