大阪市全域を訪問区域とする『訪問看護ステーションくるみ』の代表、濱脇直行が綴る『専務エッセイ』第79弾!
先週、誕生日を迎えまして、47歳になりました。
何人かの方にお祝いしていただいたのですが、この年齢になっても祝ってもらえるというのは本当にありがたいことですね。
こんにちは。専務の濱脇です。
50歳が少しずつ見えてきた私ですが、やはり身体の変化というものをひしひしと感じています。
45歳を超えたあたりからでしょうか。体がいろいろと正直になってきた気がします。
今日はそんなお話です。
今日もごゆるりとどうぞ。
大阪市、寝屋川市、守口市、
門真市、大東市、枚方市、吹田市、尼崎市全域対象
“精神科に特化”した
訪問看護ステーション
「くるみ」
平日・土曜・祝日 9:00〜18:00
【日曜・お盆・年末年始休み】
※訪問は20時まで
対応させていただいております。
疲労は忘れた頃にやってくる
47歳になった今、若い頃との違いを最も感じるのは「回復力」です。
若い頃は、多少寝不足でも忙しくても、勢いで乗り切れていました。
いわゆる「気合いでなんとかなる」というやつです。
それでも体は意外とついてきてくれていたんですよね。
ところが今は違います。
無理をすると、体がきっちりと「疲労」という請求書を送ってきます。
しかも翌日ではなく、ひどい時には2、3日後に届くこともあります。
「なんでこんなにしんどいんやろ?」と思ったら、数日前の無理が原因だったりするわけです。
この絶妙な時差攻撃、なかなか厄介です。
疲れやすくなりましたし、回復も遅くなりました。
この数年、「ドラゴンボールの仙豆があればなあ」と何度思ったことか。
昔なら一晩寝ればリセットできていたものが、今はよくて7割程度しか戻らない感覚があります。
夜中に目が覚めることもありますし、朝起きた瞬間から「もう少し寝たい」と思うこともしばしば。
寝ているはずなのに、寝た気がしない。
これを睡眠と呼んでいいのか、ただ目を閉じていただけなのか、たまに疑問に思います。
老眼と記憶力の衰えに驚く日々
体力の低下もなかなかのものです。
階段を上がった時の息切れが、以前より確実に大きくなりました。
訪問看護は車移動が中心ではありますが、実際にはかなりエネルギーを使う仕事です。
利用者さんのお話を聴き、状態を観察し、必要な支援を考える。
精神科訪問看護では体力だけでなく、集中力や気持ちの持久力も必要になります。
目には見えませんが、かなりのエネルギーを使っているのだと思います。
そしてもう一つ衝撃だったのが老眼です。
ある日を境に、スマホの文字が見えにくい。
書類の小さな文字も読みにくい。
少し離したほうが見える……ついには遠近両用メガネを購入しました。
便利なのですが、気持ちとしては「とうとう来たか」という感じです。
自分の親も40代でこんな感じだったのかなと思う反面、「ちょっと早くない?」とも思っています。
さらに最近は、人の名前がなかなか出てきません。
特に芸能人の名前。
「あの人やん、ほら、あのドラマ出てたやん」
こんな感じで会話を押し切ろうとすることが増えました。
何かを取りにいったのに、何を取りにきたのか忘れることもあります。
もはや中川家さんのコント状態です。
笑える部分もありますが、少し怖さも感じますね。
年齢を重ねて見えるようになったもの
ただ、不思議なこともあります。
覚える力は落ちているかもしれません。
反応速度も若い頃には敵いません。
けれど、それがそのまま「頭が悪くなった」ということではない気がしています。
むしろ今のほうが、物事を柔らかく考えられるようになった気がするのです。
若い頃は、白か黒かという考え方をしていた場面も多かったように思います。
ですが年齢を重ねるにつれ、「そういう事情もあるよな」と思えることが増えました。
精神科訪問看護の現場でも、人は理屈だけでは動かないということを日々感じています。
生活、病気、人間関係、お金、不安、孤独、過去の経験。
さまざまなものが絡み合って、その人の今があります。
だからこそ、以前よりも簡単に決めつけなくなった気がします。
経験をつなげて考える力や、人の背景を想像する力は、少しずつ育っているのかもしれません。
これは老化ではなく、熟成と言いたいところです(笑)。
少し言いすぎかもしれませんけどね。
さいごに
45歳を超えると、体の変化は避けられません。
疲れやすい。 回復は遅い。 目はかすむ。 寝ても完全には戻らない。
若い頃と比べれば、できなくなったこともあります。
でも、その一方で今だからこそ見えるものもあります。
無理をしすぎないこと。
休むことを軽く考えないこと。
人のしんどさを以前より少し想像できるようになること。
体の変化は面倒ですが、自分にも人にも優しくなるきっかけを与えてくれているのかもしれません。
若さは戻りません。
ドラえもんも、今のところ迎えに来てくれる予定はなさそうです(笑)。
だからこそ、年齢に合わせた働き方や考え方、付き合い方を見つけていくことが大切なのだと思います。
メガネをかけて、少し休んで、忘れたことはメモをして。
そんなふうに、今日もなんとかやっていく。
案外それくらいが、ちょうどいいのかもしれませんね。
では今日はこの辺で。